凄まじい重鎮

今週末は関西に行くが、気になるのが台風19号。

非常に大きな勢力で上陸とのことで、土日の「神戸ジャズストリート」への影響も心配。

 

10月になると秋の到来と共に各地イベントも多いが、まだ台風もある時期でもある。

この神戸のイベントは長年、天候には恵まれて来たようで、昨年だっかも台風直撃予想が見事にそれた。

 

私の頂く出演は屋内会場ばかりではあるが、野外パレード他もあって街を挙げてのイベント、観光と音楽を楽しみにお越しになるお客様にとっても、天候は重要。

 

加えてこのイベント、クラリネット北村英治さん、ピアノ秋満義孝さん、共に90歳、そして、地元神戸のバイブラフォン鍋島直昶(なおてる)さん93歳、この凄まじい重鎮セッションもあり。

なにとぞ、この方々のお力で好天に、と、祈る気持ちではある。

 

10月ー11月スケジュール

ノリ一日続く

 

昨朝は曇り、東小金井駅近くまで来たら、それまで乾いていた道路が線を引いたように濡れて水溜まりも。

立ち寄ったクリーニング店で聞いたら、ついさっきザーっと降って急に止んだとのこと、ごくピンポイントの降雨にびっくり。

 

横浜へ行き、「俺のフレンチ横浜」ランチライブにソロ出演。

シリーズ店舗中、この横浜店は何故かと思うほどお客様の反応が良く、"Our love is here to stay"のミディアムテンポに手拍子、ならばと「月光価千金」で更にヒートアップ、「イエーィ!」の声もあってライブ感万点。

 

ランチ時間にぱらついた小雨は上がって、薄日も射して来た。

ベースの仲石裕介くんと合流して、デュオで3時台のステージ。

 

ランチとディナーの中間で空席も多い時間帯だが、かなり埋まっていてお客様のノリも変わらず良い。

仲石くんの達者なベースソロにも拍手、レストランとは思えぬライブの雰囲気で、こちらもノリノリ。

 

夜になると満席、ラテン曲「ティコティコ」を10年以上ぶりで演奏。

おきまりラスト「バイバイブラックバード」で終演。

長い一日も、お客様の拍手と笑顔のお陰で気分上々。

 

10月ー11月スケジュール

CM特集

昨日、四谷三丁目ダイヤモンドクラブにて「定例デュオライブ」。

満席とはいかないまでも多くのご常連がお越しになってくれた。

究極(9曲)の特集、今回のテーマは「CMでジャズ」、過去テレビCMで流れたジャズでプログラムは以下の如く。

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私が初めてのCM録音は20代半ば、フィリップス・シェーバーのテレビCMで、フォスター曲「故郷の人々」のジャズアレンジだった。

以後多くの仕事を頂いたが、ジャズからポップまで多様で記憶に残るのはほんのわずか。

 

第二部オールリクエスト、今回もかなりの曲数で、その中に普段やり慣れぬ「魅惑の宵(南太平洋)」「フォーワンスインマイライフ」も。

休憩時間にベースの酒井さんと軽く打ち合わせ、メロディーの不確かな部分はスマホで確認、「多分、なんとかなるかと」という言い訳付きで、なんとかお送り出来た。

 

さて、本日は横浜「俺のフレンチ横浜」にランチライブにソロ、その後はベース仲石裕介さんと夜まで、長~い一日の出演。

 

10月ー11月スケジュール

ピアニストの充実感

昨日、銀座「スイング」、男性ヴォーカルの西村協さんライブで出演。

共演、川村裕司さん(TS&fl)、嶌田健二さん(B)、八木秀樹さん(Dr)。

嶌田さんとは初対面だったが、後のお二人は云十年ぶり、ヴォーカルの協さんとも1年余りのご無沙汰。

 

16時からリハーサル。

最近譜面を読む仕事がないのでちょっと緊張もしたが、以前、やった曲も多く、なんとか。

 

19時本番開始、多くの協さんファンがお越しで、カルテットで「酒とバラの日々」「マイワンアンドオンリーラブ」の演奏10分、その後はリクエストも交えて1時間10分歌いぱなし。70歳過ぎてもすごいバイタリティー

 

2回目は、トークの流れで「モナリザ」や「アゲイン」など譜面の予定もなく、私は良く知る曲ばかりだが、ベースの嶌田さんは50歳にしてよく曲を御存知だった。

アンコールありで1時間半のステージ。

 

久々に歌わないピアニストとして演奏と伴奏に集中を楽しんだ。

共演メンバー諸氏も実に達者なプレイで、良質の音楽を奏でた充実&大いに刺激と元気を頂いた。

 

さて、本日は「定例デュオライブ」。

ベース酒井一郎さんと、夜7時開演。

四谷三丁目ダイヤモンドクラブ 03-3351-8373

予約少なく席はたくさんあります(汗)ので、これからご予定される方も大歓迎!

 

10月ー11月スケジュール

リーダーライブ

今週末は定例デュオライブ、第一部の特集は過去テレビCMに使われたジャズをお送りする。

このライブは隔月の偶数月定例で15年続けてきたが、ほとんどがご常連、最近は様々な事情で来れなくなる方もぼちぼちで、以前ほど超満席ということも少なくなってきた。

年内あと12月22日に予定していて、例年クリスマス過ぎだったが、仕事の都合で今年初でクリスマス期間となった。

その次は来年2月だが、寒さもあってか毎年お客様が少なくお休みを考えていて、その先はまだ未定。

 

毎月の演奏仕事はぼちぼち頂いているが、私が主役となるリーダーライブの「定例デュオライブ」「シグナス」が隔月で同じ月ということもあって、集客の責務が正直しんどい。

 

毎月2回のライブ満席の北村英治さんがいかに凄いか、と、ああいう方と比べること自体がいけないのだが。

 

12月7日、高浜和英トリオ・クリスマスライブ(銀座「シグナス」)も、昨年まではかなり多くのお客様にお越し頂いたが、今年はあと2ヵ月でご予約を頂けるか否か。

 

さて、本日は銀座「スイング」、かなり久方ぶりの男性ヴォーカリスト、西村協さんのリーダーライブ、歌わないピアニストとして出演します。

 

10月ー11月スケジュール

 

 

 

やや受け

昨日、銀座「俺のフレンチ銀座コリドー街」にソロ出演。

「俺の」シリーズで一番最初にライブを始めて一番小さなお店で、ステージがある店と比べるとライブもB.G.M的要素が強く、その時々でお客様の反応も様々。

 

2回目ステージ、お若いお客様ばかりだったが、何をやっても受けが良かった。

気を良くして次のステージ、ボサノバの「ギフト」をピアノソロが”まま”受け、「月光価千金」を古典的スタイルのストライドで弾き語ると”すご”受け、気を良くして、秋の曲として「枯葉」をスローからミディアムで弾き語りアドリブもノッた、が、”やや”受け”。

 

多分、これらの曲を御存知ではないのだろうが、「月光価千金」はリズムと言うかお古い明るさを楽しんでくれて、「枯葉」は地味に感じたのか、と分析してみる。

往年であれば「枯葉」の方がより受けだと思うが、これもその時々で同様ではない。

 

この「月光~」や「私の青空」"My blue heaven"、「リンゴの木の下で」他の古典スタイルが、若い方に受けが良いことはブログにも度々書いているが、私としては意外に感じている。

 

10月ー11月スケジュール

音楽と政治

昨日ブログに、韓国からいらした親子が日本のヒット曲を通じて日本が好きになった話題を書いた。

音楽の国越えた貢献を感じる良い話だったが、これと反対の残念な思い出がある。

 

2000年に中国上海で地元出身の二胡奏者チェンミンさんの帰国コンサートがあったが、日本を発つひと月ほど前に、現地から中国曲「夜来香」「何日君再来」の自粛要請があった。

この2曲は日中戦争時代に中国で作詞作曲されて日本でも大ヒットしたが、戦後本国で政府による文化統制のひとつとして禁止となる。

1980年頃に台湾のテレサ・テンリバイバルヒットし、中国でも改革開放の波に押されて政府も黙認する形で庶民に浸透して行った。

 

それから20年も経てなお私たちの公演での自粛、「日本人が演奏することで戦時中の記憶が蘇る世代への配慮」と聞いて複雑で残念な思いだった。

2014年に私のカルテットによる台北公演では問題なく大うけに受けたが、音楽も政治がからむと難しい。

 

ジャズは米国生まれではあるが世界中に浸透しているのは、地域色が濃くないこともあるかと思う。

アジア、イタリア、ロシアなど、音楽に地域を感じる楽しみもあれば、グロバールに漠然とお洒落で心地よいのがジャズ・・・と言うと手前味噌になるか。

 

さて本日は銀座「俺のフレンチ銀座コリドー街」にソロ出演。

 

10月ー11月スケジュール