チーム

爽やかな気候の日が続いて5月もあとわずかとなった昨日、あわら市金津創作の森」に伺って7月24日予定のコンサート打ち合わせ。

市街地を抜け山を上がると陽の光に緑が美しく輝き、リゾート地に向かうドライブ気分。

人家も途切れ木々に囲まれた施設、モビール展開催中で来館者も多い中オフィスへと、あわら市の支援者の方々と館スタッフさんと打ち合わせ開始。

この「方々」というのが当初お二人だったのが、知らぬ間に協力者が増え「チーム」と呼ぶ方が相応しくなっている。

事務的な手配準備が着々と進んでいるのもやはり知らぬ間、と言っても逐一状況報告は頂くのだが展開が速く理解が追い付いていない(汗)。

ともかく私は演奏に関することのみ専念できることは実にありがたい。

 

夜はカフェ「サジ・スペース」でピアノレッスン。新たな生徒さんも参加、ちょっと緊張の実技の後は和やか談話。

本日もこのお店にてレッスン。

 

6月4日「サジ・スペース」ソロライブは予約満席となりました。

ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

 

地元福井

昨年7月に福井Uターンした直後は地元演奏家の知り合いはごくわずかで、ライブでのベースは富山県の岡本勝之さんにお願いしてきた。

旧知の仲で曲もよく御存知、譜面なくともリクエストに応えられる頼もしさありだが、せっかく帰郷して地元演奏者と共演したい気持ちはあった。

 

福井市のアルトサックス奏者白井淳夫さんが東京からUターンしたのは40年程前、一般的なジャズのイメージは「難しい訳の分からない音楽」だった。

それは全国的な風潮で昨今のように飲食店BGMで流れることもなく、誰もが聴いて楽しい大衆性を否定した価値観を好むジャズファンは多かった。

それを大きく変えたのは白井さんの素晴らしい音と情熱、ジャズを身近に引き寄せ多くの人に刺激を与えた。

乾いた土地が水で潤され緑が芽吹くような、そんな風景を東京から帰省の度に目の当たりにしてきた。

 

時代を経て帰郷した私がその功績に及ぶべくもないが、とりあえず先に依頼されたライブを地元共演者にお願いした。

ベース今井さん、ドラム・タクさん、お二人は昨年白井さんリーダーの演奏で出会い信頼を寄せた。

新たな期待を抱き、私のアレンジを演奏してもらう課題に向けて資料作りを始めた。

 

 

山の緑輝く

昨日は快晴、山の緑が美しい竹田のレストラン「ラ・クラルテ」にて知人のクラス会でのソロ演奏。

元は保育園だった建物は木材を贅沢に使用、飲食スペース隣の多目的ホールはかつて園児たちが遊んだ部屋。

音響設備がなくピアノレッスン生のMさんにお願いし持ち込んで頂いた。

リハーサル時は部屋の残響がやや気になるが、お客様が入ると実に心地よい状態になる。

 

13:30開演、1ステージで休憩の後2回目は皆さんのリクエスト。

"As Time Goes By"、「枯葉」「イエスタデイワンスモア」「サニーサイド」、中に珍しく「ボナセラ」

「ライブのラストにやってる曲」とメモあり、北村英治さんとの「銀座スイング」動画配信をご覧の方だろう。

この曲は福井Uターンして初、「皆さんご存知ない曲だと思いますが」とコメントして弾き語り、予想外の盛り上がり。

皆さんに楽しんでもらえたようで心軽く山路を下った。

因みに本日のタイトルを「山の緑萌ゆ」にしようと言葉検索すると「萌ゆ(萌える):4月終わりの若葉芽吹く時期」とあり「輝く」に。ふーむ、そうだったのか。

 

 

 

何が出るか

本日、レストラン「ラ・クラルテ」ランチタイムのソロライブに出演。

このお店は先月初出演で地元旅行会社タビーザさんの企画だったが、本日はプライベートなクラス会に呼んで頂く。

そして来週またタビーザさん企画と縁が続く。

 

こちらに越してライブのリクエスト・コーナーが好評で本日も希望されている。

長い演奏家人生で若手頃と今ではリクエスト曲目に多少の違いはあるが、変わらぬスタンダードはありがたい。

ジャズに特化したライブ以外の場合は多くの人がお耳馴染みであろう選曲になる。

1回の仕事として満足頂ければそれで良いが、それが続くと同じような曲を並べることに「これでいいのか、飽きられないか」と自問する。

それがリクエストで様々な曲がお届け出来ることで毎回新鮮。

お客様は「こんな曲なら弾いてくれるかな」のお気遣いもあるかと思うが、ジャズ以外でも何となく知っている曲なら”さわり”だけでもお応えする。

しかし全く知らない曲は手が出ず、「何が出るか」の期待と不安はお客様も私も同じかと思う、その一体感も楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三国祭り

昨日、北陸三大祭りと言われる三国祭りに行った。

過去に一度、隣町の芦原で育った子供時分祖母に連れて来てもらった。

当時、神社の境内が露店などで賑わい、奥に見世物小屋があってろくろ首のような看板、怖いもの見たさの私に祖母「あれはインチキだから」と入らず。

それが心残りで他の記憶が薄いまま60年近く。

 

今の住まいから近く、お昼前に行くと既に人の賑わいと山車。

江戸時代に北前船寄港地として歴史ある町、狭く曲がりくねった路地を音頭取りの掛け声で進む山車の姿は圧巻。

下写真は神社前に集合した山車で正午から各所練り歩く。

コロナで3年ぶりの開催とあって賑わいひとしお、それでも露店数など例年より縮小とか。

賑わいの中を散策しお昼を食べ、また戻って神社の石段を上がると子供時分の記憶が蘇る。

「あぁ、ここだった」、木々に囲まれた境内に露店と多くの人、昔の記憶と変わらぬようで奥に見世物小屋があるかに思えたが、やはりなかった。

伝統の祭りと人の活力、素晴らしい!

 

兄再会

昨日、函館に住む兄が中学同窓生に会いに福井に来た。

私も子供時代に親しくさせて頂いた方ばかりで、中のお一人は私にジャズを教えてくれた。

その方のお住まいが「あわら湯の町駅」近くで駅前公園に集合。

昭和23年生まれ世代の思い出話に処々私の小学生風景が重なる。

 

東京在住のお仲間もいらして福井駅前に移動しホテルチェックイン、夕食へ。

懐かし話に時折私も参加して思い出を語ると「あ、そんなことあった!よく覚えてるなあ」と更に花が開く。

興味深かったのは芦原大火の話、昭和31年に町の大半を焼失した大規模災害で、当時我が家は他所に居て兄も私も知識としてあるのみ。

家を焼き出され小学校に避難「各所から寄せられた救援物資でノートと鉛筆が嬉しかった」などなど初めて知る体験談だった。

この店を出て私はお別れして帰宅、その後も中学生に戻った皆さんは楽しい夜を過ごされたことと思う。

 

 

 

 

戻る

一昨日、銀座「スイング」、北村英治さんライブ。

谷口英治さん、熊倉未佐子さん、クラリネットお二人、山口雄三さんベース、八城邦義さんドラム、そして私。

入口まで補助席並ぶ大盛況、止む無く予約お断りした人も多かったそうで超満席のお客様をお迎えして19時開演。

北村さん93歳過ぎて益々お元気、トークに演奏に素晴らしいステージは驚異的、私はピアノと歌、そして選曲とタイムキーパー担当もすっかり板についた。

今回もお客様は熱い熱い拍手でお楽しみになってくれた。

昨日、横浜に移動して「俺のフレンチ横浜」、愛川聡さんのギターとデュオ、以前から俺の控え室でお会いしていたが初共演。

リハもなく簡単なコードメモでスタンダード曲ばかりセッションの2回ステージ。

こちらも満席の盛況、ディナーをお楽しみのお客様の拍手に充実感あり、19:40終了し横浜駅から10分ほどで新横浜駅

20:31発「ひかり」、米原駅乗り換え定刻23:51福井駅着し車で帰宅。

 

銀座と横浜の盛況風景はコロナ前に戻ったかのよう、ウイズコロナの更なる緩和を願う。