懐かしサウンド

連日の欧州戦火報道にふと60年代の人気グループを思い出した。

スウェーデンの「ザ・スプートニクス」で、当時、米国のベンチャーズ、英国のシャドウズと共に世界3大エレキバンドとして人気があった。

1966年日本公演のライブ盤が家にあり、テレビ中継も見た記憶がある。

同じ年に小5だった私はザ・ベンチャーズ福井市公演を体験、エレキ大好き少年だった。

 

スプートニクスはソ連の宇宙船名に由来し、宇宙服コスチュームでのステージも話題になった。

大ヒット曲「霧のカレリヤ」、北欧の哀愁を感じる旋律で中間部にロシヤ民謡「トロイカ」も登場。

ストラトキャスター(ギターの種類)のクールな音色が魅力で、ベンチャーズのワイルドさに眉をしかめる大人にも好まれた。

 

「カレリヤ」はロシヤとフィンランド中間に位置する地域名で、スウェーデンのバンドがソ連の宇宙開発をコンセプトにし、日本公演では米国曲「ジャニーギター」や日本の流行歌謡「何も言わないで」「見上げてごらん空の星を」など歌い演奏した。

大きく歴史が変わった今、懐かしの昭和サウンドが夢物語に感じる。

 

麦収穫

昨日朝から機械音が近づいたり遠のいたり、窓から見ればコンバインで麦の刈り取り、午後にかけてすっかり平らになった。

写真右の切れた向こうに煙が見える、近所の方の話だと雑草を燃やしているそうで、ここ何日か周辺地域で同じ光景を見る。

家の前はこの後大豆を植えるのだそうでまた緑が広がるだろう。

土壌は粘土質で稲作に最も適しているらしいが、米の生産調整もあって様々な作物を栽培、田園風景の彩りに癒される日々ではあるが、少子高齢化で農家の後継者不足も深刻らしい。

東京生活ではニュース画面に観るだけだった自然と農業、生活して初めて知ることは多い。

 

さて5月も終わる本日はピアノレッスンであわら市に伺う。

お隣の石川県からお越しの方もいらして、楽しみブラス一歩でも前にの時間となればの思い。

 

 

初共演盛況

昨日、山のレストラン「ラ・クラルテ」ランチライブ、私のソロステージにゲスト歌手、絵利菜さん。

出会いは昨年福井に越してまもない頃に知人の紹介で、非公式な場での共演幾度か、今回地元旅行会社タビーザさんの企画で初。

日本語曲からポップス、ご自身は「ジャズは勉強中」と言うが高い歌唱力で、今回事前の簡単な打ち合わせのみで問題なく本番。

 

私のソロで「サニーサイド」「シェルブールの雨傘」、そして「ビートルズメドレー」他、絵利菜さん登場「L-О-V-E」、トークで私からのリクエストとして「カーペンターズメドレー」、他に「スワンダフル」「スターダスト」、ラストはデュエットで「二人でお茶を」"Tea For Two"、アンコール盛り上がり無事終了。

終えて私たちも美味しいランチを頂いた。

 

ステージ衣装着替えてピアノの前で

タビーザ高橋さん(後ろ)、音響の村崎さん(右)と

 

 

 

 

ジャズ充満

昨日、ジャズ講座とレッスンに福井市河合公民館へ。

この講座は先月初回だったが、公示チラシがきっかけとなり私の幼稚園時代の先生と再会、それがどう伝わったのか福井新聞社の取材を受けた。

13:00、ピアノのあるホールに私と先生、記者さん集合しインタビューと写真撮影、終えると同時に講座参加の方々がお越しに。

先生は参加者席へお座りになり、私はピアノ前に立ち講座開始。

 

前回はジャズの簡単な歴史と「ユーアーマイサンシャイン」合唱、今回その流れで「日本の大衆音楽とジャズ」。

大正期から昭和に入ってジャズ流行、「私の青空」「リンゴの木の下で」を英語と日本語で合唱。

終えると同時に人が入れ替わりヴォーカルレッスン開始。

17時過ぎ終了、気が付けば4時間余り休憩なく話しピアノを弾き時に歌い、ジャズの充実感に満たされる。

 

さて本日、レストラン「ラ・クラルテ」、ソロステージと絵利菜さん(Vo)をゲストにお迎えするランチライブに出演。

天候に恵まれて山の緑もさぞ美しいだろう。

 

 

黄金色の穂

昨年東京から越した頃は家の前に稲の緑が広がっていたが、今は麦の黄金色、風が吹くと実った穂がうねるようにそよぐ。

住み始めて知った「休耕田」と言う言葉、年によって稲以外の作物を育てる。

今戦火にある国の国旗も空と麦の色だとか、カラスが飛べばゴッホ晩年の作品を連想する。

六条大麦でローカルニュースによると生産量全国トップ、麦茶や押し麦の原料として県外にも出荷。

既に刈入れは始まっており住まい周辺ももうじき、自然の彩りに感動尽きぬ。

さて本日は河合公民館のジャズ講座「シング&スイング」、続いてヴォーカルレッスン。

家から車で、麦、水田、処々変化する田園風景20分弱の道のり。

 

 

日々新たなり

明後日、レストラン「ラ・クラルテ」ランチライブは私のソロにゲスト歌手絵利菜さんを迎えての企画。

お話しを頂いた先月、6月を前に季節先取りで雨の曲を織り込むもうと思い付いた。

が、このところ夏を感じる気温、ライブ当日は晴れて欲しい気持ちもあって、当初の思い付きは風と共に去りぬ

昨日も強風だった。

我が家は遮る物とてない平野の田園地帯、ヒューヒュー、ゴーゴー、それまで映画やドラマでしか聴いたことがない音で、昨年住み始めた頃は台風並みの嵐かと驚いたが今は慣れた。

 

東京を離れて11か月、幾度か「日頃ジャズに馴染み薄の人向けのワークショップ」を依頼され、私のピアノと弾き語りからめ「楽しさと音楽的特徴」を語ってきた。

どれも1回完結だったが、先月、河合公民館でお送りした講座は好評とのことで7月まで日程が決まり、とりあえず明日第二回目。

音楽を体感し知識に触れる楽しみを多くの人に伝えることが出来るか、東京時代と違う思い日々新たなり。

 

 



 

編集不可

昨日、カフェ「サジ・スペース」でピアノレッスン。

過去東京では個人レッスンでお一人ずつだったが、このお店ではサークル形式。

全員終わるまでいらして私の解説演奏でピアノに集まり、レッスン後もしばし音楽談話。

私も楽しい時間だが、話しにノッて終了が長くならぬようお店にも気遣う。

皆さんお帰りになってママさんに「次に伺うのはライブですね」

6月4日ソロライブ「自画像の音色」はお陰様で予約満席。

 

このお店のある三国町の隣町あわらで育ち、ピアノを始めた幼少期から昨年の帰郷までの60年を名曲と共に綴る。

昨年来複数の地元メディア取材でお話ししたことがきっかけで思い付いた企画。

ピアノ人生の超速ダイジェスト版、お客様が楽しんで頂ける選曲と因むエピソードのトーク、メディア収録なら編集出来るんだが、うーむ・・・と、まだ考え中。