2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
“Take The ‘A’ Train”「A列車で行こう」はデュークエリントン楽団のテーマで、中高生の吹奏楽でも取り上げられる有名曲のひとつだ。 一昨日の銀座「スイング」でもリクエストがあって、クラリネット奏者の谷口英治さんが「この曲を我々は『A列車』と略して…
前回書いた「ちゃぶ台返し」はトリオのベーシストが酒井一郎さんになる少し前で、やはりその時期に秋田市に行った。 先日ブログに書いたベーシストの名前を覚えられず「き、きたじまさぶろう」と紹介したのがこの時。 東京から別便で来たと言う男性が亜土さ…
本日シリーズ「言葉」お休みして明日また更新します。 ベニーグッドマンスタイルを踏襲するような演奏はスイングジャズ、それに少しモダン風味を加えたのがモダンスイング、と、音楽を言葉で表現するのは難しいが(言葉シリーズにしても良かったか?)、とり…
水森亜土さんとの共演が始まった頃、ある新聞社の知人を介して高齢者入居施設でのコンサートを依頼された。 予算から音響の手配等々全て私が任され、亜土さんとトリオをおさえて音響手配。 近隣の一般客も受け入れるので地域の新聞に掲載、亜土さんとトリオ…
一昨日書いた「高浜和英トリオ」結成当時(80年代)、水森亜土さんはテレビのクイズ番組出演などタレント的な仕事もされていたが、特定のマネージャーや付き人はおらず所属事務所「劇団未来劇場」スタッフが兼任していた。 ジャズ関連の仕事は本人が自宅で…
本日はシリーズ「言葉」お休みして明日「言葉19」更新します。 昨日、銀座「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」にソロ出演。 2店舗共にステージと客席に透明アクリル板仕切りあり、店長の了解得てマウスシールド着けて弾き語り。 先日「俺…
本日、銀座「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」にソロ出演します。 言葉18-相性と信頼 ドラマーの八城邦義くんとの出会いでトリオ仕事などお願いするようになったが、ベーシストは定まっておらず数人にお願いしていた。 当時プロ活動をし…
亜土さんからピアニストとして仕事を頂くようになった30代前半、グループ「ロミ&ジョーカーズ」と別にリーダーとしてバンドを組むことはなく、仕事に応じて複数のベーシストやドラマーと共演していた。 80年代前半のジャズ系バンドの仕事は、日常的なラ…
80年代半ばのジャズはフュージョン全盛、ピアニストはシンセサイザーなど電気楽器もこなして当然のような風潮もあった。 私も「ロミ&ジョーカーズ」で当時発売された「ヤマハDX‐7」を購入してライブで1年近く使ってみたが性に合わず、ひたすら生ピアノ…
言葉15-掛け声 私は30歳になっていたか、水森亜土さんは40代半ば、初共演が金沢のホテルディナーショーだった。 ステージでのリハーサル後に打ち合わせで亜土さんの部屋に呼ばれた。 あれこれダメ出し覚悟でドアをノック、「どうぞ」と部屋に入るとテ…
昨日の続きで35年ほど前のお話。 当時私が活動していたジャズコーラス「ロミ&ジョーカーズ」のマネージャーが金沢のホテルディナーショーの企画を持って来たが、「知名度ある歌手と共演」が条件だった。 マネージャー、知名度とバンドとの音楽的相性も考…
このブログもコロナ以降は回顧録シリーズになっているが、本日は予定内容変更して昨日のこと。 水森亜土さんから電話を頂いて久々に言葉を交わし、「キャッホー亜土でーす」と変わらぬ声がとても嬉しかった。 2018年2月に内臓の難病で入院されて以後、…
本日はシリーズお休みして「言葉」13は明日更新します。 昨日は秋晴れの爽やかな日曜日で青山にて長~い一日だった。 「俺のフレンチ・イタリアン青山」出演で、開店前の朝10:30入店でステージセッティングとリハーサル30分。 ソロなのでマイクが通…
本日、「俺のフレンチ・イタリアン青山」にランチから夜まで出演します。 言葉12-文章を書く 2003年初頭、パソコン初心者の私がやみくもにホームページを始めた。 簡易編集システムもあったようだがそんなこと知らず、編集画面に並んだアルファベット…
コロナでこのブログ更新も日記から回顧録になって長くなった。 子供の頃から音楽以外に長くひとつのことが続いたことがないので、毎日更新が17年続いていることは自分でも意外。 最初のきっかけはホームページの「日記帳」だった。 初めてパソコンを持った…
ライブレストラン「俺の」シリーズ店出演で、「リンゴの木の下で」「私の青空」「月光価千金」などの弾き語りに若いお客様から「初めて聴いた曲ですが楽しかったです」や「曲名を教えてください」と言葉を頂くのはとても嬉しい。 これらの曲は1920年代の…
このところ書いているように、若手の頃から私は同世代か先輩の共演者とお客様と共に年を経た。 若手の頃は60年代~70年代のポップスも取り入れていたが、50代で弾き語りをするようになると、古手のジャズスタイルや往年のポピュラー(50年代~60年…
私が中学生の頃、コメディアンのケーシー高峰さんが出したレコードの歌詞で「ナオンがベシャってる」が意味不明だったが、その後プロ演奏家になって「女がしゃべってる」だと分かった。 我々が「バンド言葉」「ジャズメン言葉」などと呼んだ符丁はかつて芸能…
会社などでは新入社員からベテラン社員までいてそれぞれのキャリアを意識することはあると思うが、私は20歳から同世代や先輩との共演ばかりで年を重ね、若手とのつきあいというのがほとんどなかった。 50代後半、ジャズピアノ・レッスンに来ていた生徒さ…
昭和32年(1957年)の日本映画「嵐を呼ぶ男」でジャズ演奏家とマネージャーの会話に「ツェーマン」などバンド言葉が多く登場し、ジャズが大衆芸能だった時代を知る。 私がプロ生活スタートしたのはずっと後の1975年だが、当時、ホテル、キャバレー…
ジャズ界のさかさ言葉が戦前から使われていたのか、ルーツは何か、91歳の北村英治さんも分からないが、業界用語として多くの人が共有していた。 膨大な単語をここに上げることはしないが、ほんの一例として音楽関連で、ズージャ(ジャズ)、ダンモ(モダン…
さかさ言葉を言語学では「倒語」と言うのだそうで、江戸時代から隠語的に使われていたようだ。 上方古典落語「七度狐」で旅の二人連れ、片方が腹「ラハ」、胸「ネム」と体の部位を逆さに言うと、もう一人が「そんなら、目、耳は」と聞いて困らせるシーンがあ…
ステージでのメンバー紹介は、馴染みの人なら何のストレスもないが、初対面やつきあいの浅い人はピアノにカンペを置いて間違えないようにしている。 それでも、長年のトリオ仲間「ベース酒井一郎」「ドラム八城邦義」が口に馴染んでいて、違う人を「ベース、…
先日、クラリネット奏者谷口英治さんが北村英治さんへのリスペクトのことを書いたが、演奏だけでなく「固有名詞の記憶力」も。 9月頭に無観客動画で久々にお会いした時も、91歳半で半年間活動休止中であるにも関わらずメンバー5名の紹介に淀みなし。 谷…
「芸事」シリーズ最終に書いた「先生」の中国語発音「シエンション」を知った時、かつての福井方言「シェンシェー」と似ていて面白く感じた。 他にもお金の中国語「銭」(チェン)が福井方言「ジェン」、「新鮮」はどちらも「シンシェン」。 郷里方言を例に…
昨日、「俺のフレンチ横浜」、クラリネット名人谷口英治さんとデュオで出演。 11:30に入店しステージセッティングを済ませ、徒歩3分の別ビル控室へ。 最初は13:20からの演奏。 多くのお客様がいらして、「サニーサイド」「いつか王子様が」「ロゼ…
このところのブログ「先生」と「社長」を読みになった知人からメールを頂いた。 「昔、父から聞いた話しですが、水商売では太った客は社長で細い客は先生と言ったそうで」。 今でも寄席に出演する漫才や落語家さんは我々を「先生」と呼び、公演案内のハガキ…
芸事シリーズ23「先生」に続いて本日は「社長」 駆け出しの頃、ホステスさんが接客する店のレギュラーバンドの仕事も多かった。 そういう店では常連は別として、名前や職業が分からない客は皆「社長」と呼ぶことが多かった。 赤坂のクラブだった、べ―シス…
3土 俺のフレンチ横浜 谷口英治Cl ランチ~夜 18日 俺のフレンチ・イタリアン青山 ソロ ランチ~夜 25日 俺のイタリアンJAZZ / 俺のやきとり銀座9丁目店 ソロ 28水 スイング ★11月11日 区民ひろば高松 秋のコンサート
「芸事」シリーズはまだ続きがあるが、本日お休みして昨日のライブレポ。 3月から北村英治さんが活動自粛されていて、北村カルテットのリズム隊(ピアノ、ベース、ドラム)を残した形のセッションで、その都度リーダー担当も変わるが、昨日は私だった。 久…