2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画と音楽112-上海で国境

上海公演は、「蘇州夜曲」、私のアレンジによる「月の沙漠」「砂山」他、"Sing.Sing.Sing"などジャズ、中国曲など多彩な曲目で大成功に終わった。 話は日本を発つ前に戻るが、現地企画との打ち合わせで「夜来香」(イエライシャン)「何日君再来」(ホーリー…

映画と音楽111-上海で監禁される

「蘇州夜曲」から始まって映画から離れた話になっているが、2000年6月の上海は往時の洋館や庶民住居も残しつつ、未来的建築も目立ち始めていた。 コンサート会場も新しい高層ビルの6階で、下層階はショッピングモール、上層階は高級ホテル。 楽屋フロ…

映画と音楽110-上海の楽屋にて

昨日「俺のフレンチ横浜」ランチ盛況、ソロ弾き語り、"Around The World"、"Fly Me To The Moon"など。夕刻はテナー中江裕気さん、ドラム秋葉正樹さんと久々の共演。 "Blue Bossa"、"Over The Rainow"。40代前半で達者なお二人、新鮮な刺激を頂き気分良い…

映画と音楽109-上海ボラーレ事件

昨日は快晴の春日和、「俺のフレンチ・イタリアン青山」ソロ。出演前に控室の外からデモの声が近づき遠ざかる、姿は見えなかったがキャンマー窮状訴えらしかった。 ランチは多くのお客様、夜の出演まで長時間休憩に街を歩くと、人気カフェに若者の行列、コロ…

映画と音楽108-上海に戻る

本日「俺のフレンチ・イタリアン青山」ランチと夕刻、ソロ出演。 映画と音楽108-上海に戻る 上海公演は現地オフィスの企画で、蘇州観光も歓迎のひとつだったのだろう。ベースの手配が気がかりで早く戻りたかったが、上海市に戻り高速を降りるとお土産店…

映画と音楽107-蘇州日帰り

満映時代の映画「支那の夜」(戦後「蘇州夜曲」に改題)で李香蘭が歌った「蘇州夜曲」から始まった、初めて中国に行った話の続き。 2000年6月、二胡奏者チェン・ミンさんの公演で上海へ、現地調達のウッドベースに問題あり手配する間、蘇州日帰り観光へ…

ライブレポ・リモートリクエスト

昨日、銀座「スイング」、ベース山口雄三、ドラム八城邦義、ギター浅利史花。 緊急事態宣言解除を受けて2ステージ復活、1回50分。 事前にアレンジした曲をお送りしたい、本番リクエストも極力お応えしたい、各演奏者のソロも十分に聴いてもらいたい、ト…

選曲アレンジ

「映画と音楽」シリーズは中国蘇州に到着して明日までお休み、明後日続きます。 昨日4月スケジュール更新、さして変わらぬ出演状況ではあるが「俺の」系列店はソロ表現の場であり、「スイング」はバンドサウンドの表現が叶う場。 一昨日、急事態宣言解除と…

4月スケジュール

4月 1木 俺のフレンチ横浜 ソロ 2金 俺のイタリアン東京 / 俺のフレンチ東京 ソロ 銀座 3土 俺のフレンチ横浜 ランチ~ディナー 谷口英治 Cl 5月 俺のやきとり銀座9丁目店 銀座 13火 スイング 銀座 西村 協Vo 16金 俺のフレンチ横浜 大塚義将B 秋…

映画と音楽106-蘇州へ

明日の銀座「スイング」が有料動画配信されます。 出演 高浜和英Pf&Vo 山口雄三B 八城邦義Dr ゲスト:浅利史花G 緊急事態宣言解除を受けて2セット復活。 ① 18:30-19:20 ② 19:40-20:30 お申込みは こちら 映画と音楽106-蘇州へ作曲家服部良一の伝記によ…

映画と音楽105-蘇州夜曲

昨日「俺のフレンチ横浜」、雨と強風だったがランチ満席、ソロ出演。 その後は長い休憩は悪天候にて控室に籠城し読書。 夕刻は雨風も止んでベーシスト酒井一郎氏とワンステージ、ほぼ満席。バースデイお一人いらして私のコメントとバースデーソング、コロナ…

映画と音楽104-アニメ今昔

本日「俺のフレンチ横浜」にランチはソロ、夕刻はベース酒井一郎さんとデュオ出演。 映画と音楽104-アニメ今昔 昭和のテレビに米国短編アニメが多かったのは、日本の量産技術が乏しかったこともあったそうだ。量産の先駆けとなったのが「鉄腕アトム」で…

映画と音楽103-アニメとジャズ

ディズニー映画「シンデレラ」(1950)の曲「いつか王子様が」"Someday My Prine Will Come"、マイルス・デイビスやビル・エヴァンスなどが録音しスタンダードジャズになった。「不思議の国のアリス」"Alice In Wonderland"もビル・エヴァンス、オスカー…

映画と音楽102-星に願いを

昨夕の銀座は人通り多く、「俺のやきとり銀座9丁目店」19時台のソロ出演では若いお客様ほぼ満席の賑わい(感染対策は徹底)。 帰りの電車も混んで緊急事態宣言効果を薄くも感じた。21日の解除決定したが目だって風景が変わるとも思えない。 24日の銀…

映画と音楽101-ベートーベン

記憶の片隅にあるベートーベンの伝記映画、確か小学校低学年の頃にテレビ番組「ディズニーランド」で観た。ストーリーはよく覚えていないが、作曲家が難しい顔をして手を腰の後ろに組んで歩く姿が印象的でマネして歩いたことがある。小学生が眉間にしわを寄…

近況

コロナ禍一年、このブログに演奏活動を伝えることがなくなったが、こうして更新継続しているのは予想してなかった。 シリーズ「映画と音楽」のカウント80過ぎた辺りで「ネタも尽きるだろうから100までなんとか書こう」と思ったが、まだ続きそうだ。 連…

映画と音楽100-宇宙と木箱

先日テレビで映画「スペースカウボーイ」を観た、2000年に制作されたクリント・イーストウッド監督主演のSF。米ソ冷戦時代に秘密裏に開発された核弾頭ミサイル搭載の衛星、老朽化して地球に落下の危険。かつて開発に携わり既に退役した技術者たちが宇…

映画と音楽99-草原にドア

小学生の頃アンディー・ウイリアムスの「酒とバラの日々」シングル盤があり、ピンク色の活字と歌手の穏やかな顔から、甘く幸せな日々を送る大人の印象を抱いた。中学時代ラジオで聴いたオスカー・ピーターソンの演奏は、バラードがエネルギッシュに変身して…

映画と音楽98-地下鉄とシャレード

映画にニューヨークやパリの地下鉄がよく登場する。映画「シャレード」"Charade"(1963)はパリを舞台に若き未亡人(オードリー・ヘップバーン)が怪しい男たちに追われ地下鉄に逃げ込む。男たちは戦時中の軍隊仲間でナチの大金を略奪、隠し場所を唯一知…

映画と音楽97-大陸列車

デートリッヒの映画「上海特急」(1932)は北京(当時:北平)―上海間の列車ドラマ、2002年に逆コース上海―北京の寝台車旅を体験した。その距離を東京起点にしたら南は鹿児島、北は稚内、いずれもその先は海だが、中国では乗り換えれば国境を越えて…

映画と音楽96-貨物列車

30年代の曲「ムーングロウ」はベニー・グッドマンの名演で知られ、クラリネット奏者に好まれる。私は若い頃にコーラスで歌ったことがあるが、前半メロディーはラ・ド・ミ、3音だけで構成された同じメロディーの繰り返し、なのにコードが変わることで色の…

映画と音楽95-星影のステラ

ジャズ演奏曲として好まれる「星影のステラ」"Stella By Starlight"。覚えたのが20歳頃、コード進行が凝っていて初心者にはアドリブが難しくビル・エヴァンスをコピーして練習した。慣れてゆくと難しさがスリル感に変わるが、曲自体はあくまでも美しく複雑…

映画と音楽94-吹き替えトーキー

中国映画「レッドクリフ」(2009)は古代三国志のドラマで、日本の俳優金城武さんも出演していた。金城さんは日台ハーフで台北に行った時テレビCMに出ているのを観た、日本語、中国語、広東語、台湾語、英語のマルチリンガルだそうだ。中国映画にも多…

映画と音楽93-吹き替え60年代

昨日書いた「ジーン・クルーパ物語」共演俳優ジェームス・ダーレン、60年代の米テレビシリーズ「タイムトンネル」(1966~67)で毎週観た。制作監督は「タワーリングインフェルノ」「ポセイドンアドベンチャー」のアーウィン・アレン、テーマ曲は「…

映画と音楽92ー吹き替え楽器

セリフや歌の吹き替えは映像が先だが、楽器演奏は音が先で俳優のアテブリ。 40代半ば頃、テレビバラエティー番組出演でバンド演奏の前で司会者がトーク、音量バランスがとれず先に演奏を録音してアテブリとなった。 ジャズは即興性が強く二度目が違ってく…

映画と音楽91-吹き替え奇譚

先日書いた60年代の「北京の55日」は、西太后や宮廷官僚が全員英語を話すことに違和感を覚えた。 これとは逆に、北京に行った折ホテルのテレビ洋画、吹き替えでブロンド美女もハンサムガイも流暢な中国語を話すのが不思議な感覚で、日本に来る外国人観光…

映画と音楽90ードイツUボート

このところの20世紀初頭の曲の流れで、1912年の英国曲「ティピラリーへの道」"It's A Longway To Tipperary"、ドイツ映画「Uボート」(1981)挿入歌として知った方もいる。 第二次大戦中のドイツ潜水艦の兵士たちが敵(英国)ものともせずで合唱…

映画と音楽89-ラグタイム・リバイバル

昨日「俺のやきとり」ソロ出演。お客様まずまずの入り、演奏を終えると「高浜さん!」の声、弾き語りの国貞雅子さんだった。「俺の」レギュラーおひとりでヴォイストレーナーでもある。 お客で来店され私に「歌ってないんですか?」と、私「マスクで歌うのし…

映画と音楽88-野球ミュージカル

本日「俺のやきとり銀座9丁目店」ソロ出演。 映画と音楽88-野球ミュージカル 連日のつながりでジーン・ケリーとフランク・シナトラ主演、ミュージカル映画「私を野球に連れてって」(1949)。日本では劇場未公開だったらしい、テレビ放映も記憶なく…

映画と音楽87-ニューヨークの水兵さん

昨日書いた「錨を上げて」と主演も内容もよく似ている、ミュジーカル映画「踊る大紐育(ニューヨーク)」"On The Town"(1949)。 ジーン・ケリーとフランク・シナトラにジュールス・マンシン、3人の水兵が上陸休暇をニューヨークで。 テーマ曲「ニュー…