今年は遅い梅雨明けで猛暑日も何日かで過ぎ、このまま秋かと思われたが、残暑、昨日もかなり暑かった。
ランチライブで「リンゴの木の下で」を英語と日本語で弾き語り、ストライドピアノと共に、お客様は体を揺すってよく楽しんでくれた。
以後はベース西川てるまささんとデュオで。
久々に、"You Belong To Me"弾き語り、ジャズというよりも往年のポピュラーヒットソングだが、これも若いお客様がよく楽しんでくれた。
こういう「古典ジャズ」或いは「往年のポピュラー」というのは、所謂ビバップやモダンと呼ばれるジャズと少々異なり、ある世代にとっての”ナツメロ”でもある。
10年余り前、50代に入った頃に、自分の音楽を喜んでくれる世代が高齢化したら・・・という将来への不安を感じたことがあった。
今、リアルに喜ぶ世代は高齢化したが、お元気でお越しになる方がいらっしゃる、一方、若い方も楽しんでくれる、とてもありがたいこと。
若い方はナツメロだの古典だのに関係なく、その場の雰囲気が楽しいかどうか、ディズニーランドでディキシーランドジャズの生演奏をやっているのと同じだろう。
なので、「古典」だの「往年の」だの説明フレーズは不要とも思うが、やはり、料理人が一品一品の微妙な味の違いを分かって欲しいのと同じく、トークで一言添えたいわけ。