昨日「俺のグリル&ベーカリー大手町」に、高浜和英トリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)で、ランチから夜まで出演。
ブログに何回か書いた、ベース音指定の譜面(通常ジャズ曲はコードのみで、演奏者の自由に任せるが、演奏する音を全部指定)を持参。
"Blue berry hill"は2~3度この譜面で演奏しているが、昨日初で"Twilight time"。
このレギュラートリオでは、この辺りの曲も以前から的確な表現をしてくれていたので、さほど大きな違いはなかったが、それでも色が少しはっきりした感あり。
色というのが、ジャズっぽいサウンドと少々違うドゥワップ風、往年のザ・プラターズのサウンド。
1950年代の人気コーラスグループで、大ヒットした「オンリーユー」の他にスタンダード曲「煙が目に染みる」「夕陽に赤い帆」、この「トワイライトタイム」など。
このグループから10年ほど前に人気だったコーラスが「インクスポッツ」で、ジャズ全盛期の40年代に個性的な歌のスタイル、それがドゥワップへと進化したのだろう。
こういうジャズとの微妙な違いはお客様には分からないかもしれないが、私としては曲毎の色の違いに喜びを感じ、それが結果としてお客様がステージを楽しんでくれるのだと思う。
このトリオ以外での共演者もジャズ演奏の腕は確かな人ばかりだが、この微妙な違いは口頭の説明のみで理解してもらうのは難しく、譜面にすることでかなりらしくなる。
ベースは譜面で良いとして、ドラム譜面も作った方が良いのか、と、八城さんに聞いてみると「他のドラマーでも口頭で大丈夫だろう」とのこと。
さて、本日は譜面不要のソロで、銀座「俺のフレンチ銀座コリドー街」に出演します。