ビル・ケニー

昨日ブログに書いた「インクスポッツ」の話をもう少し。 

私が若手時分にコーラスグループで”Java Jive”という歌をやっていて、マンハッタントランスファーのコピーだったが、レコード解説「この曲は元々インクスポッツ」とあって、どんなグループかと気になった。

ちょうど その頃、エラ・フィッツジェラルドの若き日の録音「エラ&ナイスガイズ」が復刻版で発売されてインクスポッツが共演していた。

とにかくリードヴォーカルのビル・ケニーの個性が凄く、他の録音も聴くと、

イントロ:ギターの循環コード~ビルのヴォーカル~間奏:低音ヴォイスのセリフ、どれもほぼワンパターンだが、何かクセになる味。

 

エラ共演の、”Into Each Life some Rain Must Fall”を、水森亜土さんと私で歌うことになって、最初ビル・ケニーのマネしたら、亜土さん「モノマネいらないから普通に歌って」と。マネしてもごく一部の人しか分からない話だったが。

 

有名スタンダード「嘘は罪」”It’s A Sin To Tell A Lie”のラスト、一気にヒュ~っとオクターブ上げ、初めて聴いた時は笑ってしまったけど、なんだか、凄い。

下画像、左から2人目ビル・ケニー、右隣がセリフ担当。

1940年代に活躍して50年代半ば解散したらしいが、ある人が「80年代にアメリカでライブ見た」と言ってたから、プラターズのようにメンバーチェンジして継続していたのかもしれない。


It's A Sin To Tell A Lie - The Ink Spots