朝食4-中国は粥

高校時代にラジオの「北京放送」で興味を持った中国、40歳過ぎて二胡奏者チェンミンさんとの共演がきっかけで、中国文化と中国語趣味にはまった。

上海公演の話が舞い込んで期待は膨らみ、朝食パン派の私が「絶対お粥だ」と。

 

2000年6月上海へ、ホテル・ホリデイインの朝食ブフェは勿論お粥。

付け合わせに、ザーサイの千切り、そして「臭豆腐」(チョウトウフ)を本で知った知識の実践でトライ。納豆の匂いをキツーくした発酵豆腐、一口食べて「分かったからもういい」。

粥は美味しくておかわりした。

 

中国趣味高じるばかりで、2002年に家内と上海-北京の夜行列車の旅を計画。

上海駅すぐのホテルに一泊、朝食は庶民文化体験がしたくて駅前の飲食店へ。

通勤途中の地元客ちらほら、メニューは中国語のみ、半分も分からないのに庶民文化体験だと喜び、家内に分かる料理だけ説明。

家内は「雪菜肉絲麺」(高菜と豚肉の麺)、私は”豆入りのお粥”をオーダーし番号札をもらって席で待ち、呼ばれてカウンターに料理を取りに。

小ぶりのお椀2つ、高菜の麺、そして白い粥、のはずが茶色!えっ、これって?と思いながらも席に運んだ。

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家内が私の椀を見て「そんなの頼んだの」、私「いや、こんなはずじゃ・・・」。

家内、フーフーして一口「いける!ここ当たりだわ」、私「良かったね」と言いながら不安で一杯、レンゲですくってフーフー、一口「甘―っ!」、家内「えっ、甘い?」

まぎれもない「お汁粉」、まさか中国にあるとは。

中国語「小豆粥」はお汁粉の意味だと後で知った。

朝から全く食べたくなかったけど我慢して食べた。粥も認識も甘かった。