青山ピアノ / ニューカレドニア9-天国に一番近い島

昨日、「俺のフレンチ・イタリアン青山」にソロ出演。お客様はそれほど多くなく、ピアノ演奏も強いタッチで弾くこともなく。

「俺の」シリーズはピアノ調律やメンテナンスをまめに手をかけてくれ、この店もとても良い状態で抑えめの演奏でも強弱など自在に表現できるのがありがたい。

若手時分は、調律が悪い、弦が切れている、弾いたキーが上がってこないなど日常的だったが今はほとんどない。それが楽器店の努力か、社会意識の向上か、それとも昔に比べて生演奏の場が減ったからか、よく分からないが、とにかく、ありがたい。

本日ニューカレシリーズ最終へ。

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ニューカレドニア9-天国に一番近い島

我々の演奏旅行は人が思うほど観光などの余裕もないのが普通で、「水着持参」と言われていたがバンド全員荷物に入れていなかった。

今回は仕事以外にも観光のプレゼントを頂き、滞在最終日に日本からのお客様と一緒に離島アメデ島へ。

無人島で灯台があるだけと聞いていたが、行く前日に「泳がなくても水着を」と言われ市内のスーパーで購入した。

 ヌメアから観光船で向かうと、珊瑚礁の海にポツリと浮かぶ山もないペタンとした無人島に白い灯台が立っている、映画でしか見たことがない風景。

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船内でドリンクサービスやアナウンスなどしたスタッフは島に到着すると全員コックやウエイトレスに早変わりで野外レストランの開店準備に。

やがてランチタイム、食後にスタッフはダンサーとバンドに早変わり。

ショーの後は島内散策、一周歩いて40分、灯台に登れば周囲のサンゴ礁一望。

水着に着替えて海に入ると、陽光を受けた水に白い海底ゆらゆら、見たことのない透明の小さな魚がたくさん、人をよけるでもなく体の周囲を泳ぎまわる、まるで夢の中のようで、天国ってこんなところか・・・「水着必須」の理由が分かった。

午後3時頃、レストランは食材もごみも片付けられて閉店、全員乗船し出港すると再び無人島、スタッフは船乗務員に、のんびり南国にあって休みない勤労に感心感謝。

ヌメアに戻ってホテルでツアーの皆さんとディナー、食後は庭に出て夜空に光る南十字星を仰いだ。

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この後再び訪問することもなかったが、ミシェルさんは公務などで来日された折に銀座「スイング」にお越しになり、私に「枯葉」をリクエストしてくれた。

つい先日、電話で白石さんにニューカレドニアの近況を伺ったところ、コロナによる移動制限で孤立状態ではあるが感染者はごく少なくとても落ち着いているそうだ。