昨日「北陸新幹線」終了して話の中心だった富山のKさんからメールを頂いた。
「魚津を皮切りに数々の思い出が蘇りました」
その後の話も添えられていて、新幹線開業以後に人の流れが魚津から黒部に移り、このところのコロナ影響も重なって、私が書いた頃とは違うようだ。
交通ルートの変化が街の活性に大きく影響することを改めて感じる。
話が北陸から離れないがもう一つ、富山県高岡駅から福井駅まで、特急だと1時間半で予定よりかなり早く着いてしまうので、のんびりと各駅停車で2時間半かけて行くことにした。
特急の観光やビジネス客と違って各駅はほぼ地元の人、午前中だったこともあり2~3駅で乗り降りする高校生が多く飾らぬ方言に耳を傾けた。
高岡を出て金沢駅で乗り換えると富山言葉から加賀言葉に、それも微妙に変化して小松駅まで来ると福井言葉に似たニュアンスが交じり、県境越えるとほぼ完全に福井(越前)言葉。
福井方言ネイティブの私には、高岡を出て以後似て非なる方言が徐々に自分に近づくグラデーションを楽しんだ。と同時に、これだけメディアが発達しても地域方言の微妙な違いが残ることが感慨深かった。
スピードものんびりもそれぞれ旅の魅力ありだが、政府主導のGO TOキャンペーンも笛吹けども踊らずというか踊れずというか。