昨日の公民館ライブで頂いたリクエスト「トゥーラブアゲイン」は映画「愛情物語」テーマ曲でショパンのノクターンをアレンジした曲。
映画は1930~40年代に活躍したピアニスト、エディ・デューチンの伝記、イージーリスニング風ジャズで、本人が”Time on my hands”の前にノクターンのさわりを弾いた録音があって、映画テーマ曲になったのかと勝手に解釈している。
別に頂いたリクエスト「マンハッタン」も同映画に因んで2曲メドレーでお送りした。
タイロン・パワー演じるデューチンがピアニストとして成功してマンハッタンの高層マンションに住むシーンで「マンハッタン」が流れる、映画を知る人にとってこの2曲はセットになっている。
ライブ終了して企画担当される80代のNさんに「今はああいうリクエストは全く来ません」と言うと、「えー、そうなんですか」と驚かれたので、こんなお話を。
4年前だった、北村英治さんのライブにピアニスト秋満義孝さんがゲスト出演。
お年は北村さんと同じで当時87歳、「愛情物語」で演奏されたスタンダード曲をメドレーでソロ演奏された。
秋満さんはトークもされなかったので、お客様で映画メドレーと理解された方はごくわずか。
楽屋で聴いていたバンド共演者50代~60代ですらドラマー八城氏を除いて「何で短めに何曲も演奏したんだろう?」、私が「愛情物語のメドレーだよ」と言うと、「へぇ、そうだったんだ」。
この話を聞いたNさん「演奏家もですかぁ。今でも皆さん当たり前にご存知と思ってましたが、そんな時代なんですか・・・」
65歳の私が83歳の方と話が合ったポイントだった。
(明日はシリーズお休みして近況レポの予定です)
クリスマスライブ残り14席となりました