映画と音楽140-赤ちょうちん

連日中国話題が続いてしまうが、京劇、北京と東京で過去3回ほど鑑賞。
北京では開演前に英語の説明があり、本番は舞台脇に英語と中国語の字幕が出た。
孫悟空は日本人もお馴染みキャラでトンボ返りなどのアクションも多く見ているだけで楽しめるが、史劇はわずかでも知識があった方が良い。
さほど詳しくはないが、武将は背中に旗を何本かさしていて多くの軍勢を意味する。
くまどり(臉譜:リエンプー)のデザインと色はそれぞれのキャラを表す、元々男性が女役も演じたのは歌舞伎と同じだが今は女性演者も多い。

 

歌舞伎と京劇の違いが欧米人は判り辛いようだ。
以前、都内にある知人のレコーディングスタジオがフランスの音響雑誌に写真入りで紹介され、スタジオ天上から下がったビデオスクリーンに何故か京劇の映像。

オーナー「撮影当日は何も投影してなかったけど編集で勝手にはめ込んだんだ。日本と中国の違いが分からないんだろう」

 

オランダのアムステルダムにバンドと関係者で運河観光船へ、乗り場が混んで一行バラけて列に並ぶとスタッフに「こっちこっち」と誘導され乗船したら、周囲が中国人の団体さん。
どうやら一緒のツアーと思われたらしく、船内放送の観光アナウンスも中国語でほとんど分からなかった。

 

2003年に行ったフィンランドヘルシンキ、交差点の向こうに白木の格子戸と細竹、小さな赤ちょうちんが4つほど下がる、日本料理店だと近づくと提灯に「北京」と書いてあった。

 

明日はシリーズお休みして近況を更新します。