映画と音楽141-洋酒と法律

映画「スタア誕生」"A Star Is Born"(1954)、ジュディー・ガーランド主演、ジャズ歌手の女性が人気俳優と出会い結婚、妻はスターとなるが夫は酒に溺れ人気低迷、愛と苦悩で海へと消える。若い頃テレビで観た。

リメイク版「スター誕生」(1976)は劇場公開で観た。クリス・クリストファーソンバーブラ・ストライサンド主演。
邦題「スタア」から「スター」、音楽はジャズからロック、酒に溺れる夫が手にしたウイスキージャックダニエル」が印象的だった。
今はスーパーで安価に購入出来るが当時は洋酒全般が高級品で、20歳そこそこの私は「さすがスターだ」と思った。

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数年前、知人からジャックダニエル醸造所見学に行った話を聞いた。
テネシー州の小さな街で、この地域は禁酒法があって試飲も買うことも出来なかったと聞いて驚いた。

禁酒法などアル・カポネ時代の昔話と思っていたが、今もアメリカには"Dry Coutry"と呼ばれる禁酒地域が幾つかあるそうだ。

 

若い頃は人並みに飲んだが、アルコールに弱く翌日の辛さから酒量を減らし50代以降は晩酌か寝酒に一杯だけ、ウイスキーも飲まなくなって久しい。
2019年に義姉夫婦との北海道旅行で余市のニッカウイスキー工場見学に行った。
美しい自然の中、製造工程の見学コースを巡った後に義兄は試飲を楽しみ、私はレンタカー運転手として飲まずとも十分楽しんだ。