中華麺といえば太さの違い程度の認識だったが、中国に行って種類の豊富さを知った。
メニューには汁麺「〇〇湯麺」(簡体字「面」)、焼きそば「〇〇炒麺」と表記されているだけだが、日本で見るような中華麺もあれば、白っぽい稲庭うどんのような麺、焼きそばでは刀削麺もあった。
ショッピングセンターのフードコートで手伸ばし麺作りを見せている店があった。
伸ばす意味の漢字は「拉」(ラー)で正にラーメンの語源かに思ったが、街の看板で「揚州拉面」を見かけた他は「日式拉面」(日本式ラーメン)で、あまり多くなかった。
日本のソース焼きそばは「日式炒面」、日清などのカップ麺中国バージョンも多く販売されていた。
そばは奈良時代に中国から渡来したそうだが、日本特産のような思い込みがあった。
ニューカレドニアでそば粉のガレットを食べた時、同行の方に「日本から輸入しているのですか」と聞いてフランスの郷土料理だと知り己の浅識を恥じた。
これは美味だったが、別のバスタ店は腰なし柔らか麺で外れたと思ったら「フランス人の好み」らしい。
香川県に演奏から戻った後に送って頂いた冷凍讃岐うどんの腰に「さすが」を感じたが、那覇で初めて食べた「そーきそば」は最初独特の腰に違和感を覚えた。
しかし濃いカツオ出汁と相まって慣れると好きになった。
各地麺料理の楽しみは多い。