竹の五番

今更と笑われるかもしれないが、「二〇二一年」の表記で最近「〇」が漢数字と知った。古代中国で使われていたらしい。

手書きでは無意識に丸で書いていながら、アラビア数字を引用したかの思い込みがあった。

 

「丁字路」(ていじろ)はアルファベット引用の「T字路」(ティーじろ)が一般的になったが、字も発音も酷似しているので納得。

「十字路」をテンじろと言う人は会ったことがないが、新潟県十日町市にある道の駅「クロステン十日町」は十字路にあって地名にもかかる上手いネーミングだと思った。

 

東京の演奏家仲間内でジャズ曲「テイクファイブ」を、「竹五(たけご)」や「竹の五番」と言った。

英語"Take5”をローマ字読みした駄洒落だが、イメージがニューヨークから瞬間に料亭や旅館の部屋に変わる。

”Take five”は曲のリズム「変則5拍子」も表すと思うが「休憩」の意味も、ファイブに5分間の意味はなく漠然と短時間、日本語の「一寸」(ちょっと)に似る。

芝居関連の知人が「若い役者が台本を“いっすんお待ちください”と読んでダメ出しした」と話されていた。

本日とりとめない話になってしまいましたが、おしまい。