美術と落語

子供時分から好きなものと言えば音楽が一番、次に美術と演芸だった。

幼少期からピアノを習い、ロック少年としてのバンド活動など音楽には触れてきたが、美術は画集、寄席はテレビの非日常だった。

中学時代、大阪万博に設置された美術館でモネ、ゴッホ、ダリなどの”実物”に初めて触れた感動は今も鮮明な記憶。

 

寄席はテレビのみだったが漫才と落語、上方も江戸も好きで郷里で叶わぬ憧れだった。

18歳で上京し音楽は当然ながら、美術館と寄席も都内各所に足を運んだ。

演奏家としての仕事で海外の美術館にも行ったが寄席は日本だけのもの、50代後半から美術館に行くことは減ったが落語は楽しんできた。

 

郷里Uターンした今、福井にも常設寄席があり関西から噺家来演、その一部はケーブルテレビで放映されているが、木戸銭を払って行ってみたい。

さて本日はその寄席ではないがホール落語、古今亭菊之丞師匠の来演に伺う。