連日の欧州戦火報道にふと60年代の人気グループを思い出した。
スウェーデンの「ザ・スプートニクス」で、当時、米国のベンチャーズ、英国のシャドウズと共に世界3大エレキバンドとして人気があった。
1966年日本公演のライブ盤が家にあり、テレビ中継も見た記憶がある。
同じ年に小5だった私はザ・ベンチャーズの福井市公演を体験、エレキ大好き少年だった。
スプートニクスはソ連の宇宙船名に由来し、宇宙服コスチュームでのステージも話題になった。
大ヒット曲「霧のカレリヤ」、北欧の哀愁を感じる旋律で中間部にロシヤ民謡「トロイカ」も登場。
ストラトキャスター(ギターの種類)のクールな音色が魅力で、ベンチャーズのワイルドさに眉をしかめる大人にも好まれた。
「カレリヤ」はロシヤとフィンランド中間に位置する地域名で、スウェーデンのバンドがソ連の宇宙開発をコンセプトにし、日本公演では米国曲「ジャニーギター」や日本の流行歌謡「何も言わないで」「見上げてごらん空の星を」など歌い演奏した。
大きく歴史が変わった今、懐かしの昭和サウンドが夢物語に感じる。