理想に向けて

今月末「金津創作の森」でのコンサートで共演のベーシスト今井雪央さんと昨日リハーサル。

事前に譜面と音資料を送っておさらいをしてくれていたのでスムーズに進行した。

今井さんはプロ演奏家ではなくベース暦も7年と浅いが、あえて共演者に選んだのはリズムが安定しており地元在住でリハーサルなどコミュニケーションがとり易いこと、加えてお人柄も良い。

福井は共演者に事欠かぬ東京と大きく異なるが、ピアニストとして私がリードする形で「良い音楽」を届けられれば良いと思っている。

 

「ジャズとは何ぞや」、人それぞれの好みも違い答えは簡単でないが、どんなスタイルにしろ質の高い音楽であることが第一で、お客様を飽きさせず「ああ楽しかった」とお帰りになってくれたらしめたもの。

芸術鑑賞は集中力を要す、この対極とも言える緩和と共にある大衆性、その両方を味わい楽しむところがジャズの魅力であり、演奏者として「お客様を飽きさせず楽しんでもらう」ステージは理想。

金津創作の森」という芸術の香漂う会場でのコンサートが理想のステージとなるべく準備を重ねる日々。