今月24日の日曜「金津創作の森」コンサートは二部構成で第一部は「夏」がテーマ、その1曲が「サマータイム」。
私の世代だとロックアーティストも取り上げていて若者にもお馴染みだった。
それがいつしか季節のリクエストでもなくなり我々も演奏することが減ったのは、多分曲を聴いて夏の明るさや元気を感じないからか。
それは子守歌だから当然で、ガーシュインの歌劇「ポギーとベス」に登場する。
1920年代からブロードウェイのミュージカル人気作曲家で、交響曲でも成功しオペラに初挑戦。
ストーリーの舞台となる南部に足を運び民衆の歌を研究、全員黒人キャストでの「ポギーとベス」はミュージカルでなくフォークオペラと呼ばれる。
オペラはクラシックの他にロックオペラなど種類が多いが、日本語の「歌劇」は何だか洋物の歌中心の舞台劇をイメージ出来て便利。
「サマータイム」はここ10年余り演奏していない気もするので新鮮な思い、ジャズ名曲としてお送りしたい。