毎月末に伺う公民館の講座はジャズを皆で歌いましょうという趣旨。
ジャズヴォーカルは好き勝手に一人で歌うのが楽しみ、皆で歌うというのは男声と女声ではキーも違う、1曲を間奏入れても2~3分、何回か繰り返しても1時間だと余る。
一般的に馴染みのあるジャズソングなどそう多くなかろうし参加者も減るに違いない、と、こんなことに難しさを感じ8月終了を申し出て、予想外に7月の参加者が多く9月も更新することに。
私が勝手に難しく考えていたが、皆さん楽しいからお越しになってくれるんだろう、ならばと頭を切り替えた。
例えば、コード、キー、メジャー、マイナー他の音楽用語を理解するのは音楽を趣味にする限られた方、ガーシュイン、コール・ポーターなどの作曲家からジャズ曲が浮かぶ人も一般的には少なかろう。
一昨日の講座は「ムーンリバー」を皆で歌い、作曲家ヘンリー・マンシーニ、そして作詞ジョニー・マーサーの話から歌の解説をした。
せっかく頂くこの時間に伝えることは沢山あるだろう。
「講座」という言葉は「専門知識を受ける講習会」とあるが、歌い知るお楽しみのひととき。
そこで何をどう伝えるか、今月末に向け私も知識の補充と整理して準備しとかないと。