昨日書いた溢れる思い。
映画の何気ないシーンに流れるスタンダード曲が記憶に残る、テーマ曲とは別にそこも私の溢れる思いになる。
曲を御存知なければ作品を観た人でも記憶しないだろう、まして観ていない人が理解し難いのは当然でマニアうんちく披露になってしまう。
来月予定の「映画音楽ライブ」、ジャズ曲に関連して1930~60年代に集中。
1940年代のハリウッド映画は戦時下の日本では禁じられ、終戦後一気に公開されたそうだ。北村英治さんの思い出話。
「『カサブランカ』は終戦後に銀座の全線座で観た。あれでトレンチーコートが流行ってね、大学にいち早く着て来たのが笈田(ジャズ歌手笈田敏夫さん)だった。
本人は粋がってハンフリー・ボガードのつもりだったけど、似合ってなかったなぁ」
笈田敏夫さんは俳優として、石原裕次郎さん主演映画「嵐を呼ぶ男」(1957年)で敵役ドラマーを演じた。
その10年後、1967年の裕次郎映画「夜霧よ今夜もありがとう」は、まるまる「カサブランカ」日本版ストーリーだった。
と、マニアックな話になっていくからこの辺りで。