昨日あわら市でレッスン、今週日曜に迫った発表会に向けてよく練習されており安堵、「緊張するけどとても楽しみ」の言葉に企画して良かったと思う。
人前での披露に緊張は付物だがジャズは少々のミスも味わい、私としては楽しいひとときであればと願うのみ。
ミスはベテランプロでもあるが、大抵聴いている人には分からない。
以前ある大御所歌手のステージのラスト曲がガーシュイン"S' Wonderful"。
アップテンポでラスト部分、歌のきっかけでテンポがドンと落ちる”スリリング”なアレンジ、リハーサルばっちりで本番。
アップテンポで快調に進みここぞのポイント、歌きっかけをお忘れになり、バンドはアップテンポのままとスローに落としたメンバーで混乱、崩壊寸前で無理やりエンディングに持ち込み終了。
バンド全員残念な思いでステージ降りると、お客様口々に「さすが大御所、素晴らしかった!」
バンドメンバーの一人「ラスト・・・気になりませんでした?」
お客様「え、何が?」
メンバー「いえ、ならいいんです」
バンドにとって”スリリング”だったことに違いなかった。