己の言葉

昨日から地元の福井ケーブルテレビ「楽語」出演映像が放映されている。

放送エリアはごく限られるが、番組の中でUターンのきっかけを問われ「40代以降に郷里の自然風景が心に残るようになった」と語った。

福井から上京しジャズピアニスト人生がスタート、20代、30代と活動が広がる時分は帰郷生活は考えられなかった。

40代半ば、海外体験が増え様々な風景を目にするようになったある夏、帰省した郷里の自然風景を妙に美しいと感じた。

妻実家の山、私が育った町周辺の平野、自分にとって当たり前の風景に愛おしさを感じるのは新たな発見だった。

その時点で郷里生活は現実的ではなかったが、還暦迎える頃から演奏家としての充実感を感じるようになり徐々に変化。

その充実感というのは、演奏家としてもっと成長したい意思を抱きつつも自己の音楽に対する迷いがなくなったが故。

Uターン直接のきっかけはコロナ災禍だったが、番組で語った己の言葉に「そう言えばそうだなぁ」と。

4月22日(土)北村英治スーパーカルテット・コンサート 福井県民ホール

予約受付開始は今月後半の予定、しばしお待ちください

 

1月スケジュール