苦あれば楽あり

東京時代、あるジャズ関係者が1月22日をJANUARY の”JA”と22で「JAZZデー」と文字り毎年コンサートを開催、幾度か出演頂いた。

昨年、富山県のベーシスト岡本勝之さんからこの日のコンサート依頼があり「富山でもジャズデーやってるんですか?」とお聞きしたが全く見当違いだった。

その日程が近づき岡本さんに選曲打ち合わせ、「枯葉」は季節外れだからと言う私に「フランス語のエピソードなどお客様楽しめると思います」とのお薦め頂いてリストアップ。

 

2012年に北村英治カルテットのニューカレドニア公演のお話を頂き、企画担当者から「枯葉をフランス語で歌って下さい」と言われた。

カタカナで「ボンジュール」「メルシー」しか知らぬ私にとても無理な注文、断る口実として「公演は6月で季節外れですから」と申し上げると「いえ南半球は秋です」と言われ愕然。

フランス語が公用語の地で恥をかきたくないかったが、担当者さんの熱心な言葉にしぶしぶお受けすることに。

人は悦楽の思い出を聞かされるより苦労話に感慨を覚える、苦を超えて楽しみとなればありがたい。

 

4月22日(土)北村英治スーパーカルテット・コンサート 福井県民ホール

予約受付開始は今月末

 

1月スケジュール