北村英治コンサートのチケットは主催「ふくいスイング倶楽部」の手持ち分完売、プレイガイドに自由席残り僅かとなっている。
地元ラジオCMは既に放送終了、来月公演前にテレビコメントとラジオ出演の予定があるが、既にチケット販売目的はなくなったので何をお伝えするか考える。
ジャズや北村英治さんにご興味ありながら情報に接してない人がいるやもしれず、例え公演に来れなくても広報に何らかの意味はあると思う。
1970年代が終わる25歳頃、あるクラリネット奏者のバンドの仕事で「スイングジャズ」を知り惚れ込んだ。
モダンジャズ全盛でスイングやディキシーは過去の斜陽音楽と見なされ、「そんな音楽ではこの先やっていけない」の言葉に悩む。
そんな中「君の好きなスタイルをとことんやれ」の言葉に勇気をもらい、見上げた雲の上に北村英治さんが輝いていた。
これひとすじで現在に至り、東京から福井に帰郷し公演開催まであとひと月余り。
私とカルテットメンバーの健康と、なにより94歳目前の北村さんがご自宅転倒などなきよう切に願う。