マニアックな話になるが、ヴォーカル、ジューン・クリスティーのアルバム「サムシングクール」は全く同じ内容で2種類の録音がある珍しい例。
50年代はモノラル録音でジャケットもモノクロイラスト、数年後1960年にステレオ録音されてジャケットもカラー。
若い頃愛聴したのはカラー版で、現在手元になく懐かしく思ってネット検索で聴いたら「ん!?」
歌い方やバックが微妙に違う、試しにモノラル版を探して聴くと「あ、これだ!」
記憶に焼き付いているジャケットはカラーでステレオ版のはず、なのに音の内容はモノクロ、どういうことかと検索すると、同じ疑問に接して調べた方の投稿を見つけた。
50年代モノラル録音を後年ステレオ版カラージャケットでも発売したらしい、こんなことが許された時代かと驚く。
歌手、曲、アレンジ、全て同じでも数年経た録音よりあきらかに最初の方が良い、超一流アーティストの人間味溢れる記憶として面白い。