芸能界や水商売などで時間に関わらずその日最初の挨拶が「おはようございます」
プロデビューした時に夕方の楽屋入りで違和感を抱いたが慣習として身についた。
長く由来を知らずにいたが最近になって歌舞伎と知った。
舞台の支度で本番のかなり前から楽屋入りし、「早い時間からご苦労様でございます」転じて「おはようございます」だそうだ。
福井帰郷して仕事だと夜でもつい口から出そうになったが、相手が「こんばんは」ならそれを返し次からはそう言うようにしている。
カフェ「サジ・スペース」は日中営業で夜レッスンに行くと「こんばんは」だが、福井市「シライハウス」は夜の営業で「おはようございます」
銀座「スウィング」で夕方楽屋入りして「こんばんは」だとジョークになるほどで、営業に関わる人の符丁として「おはよう」は自然。
東京時代、ライブのお客様で私が「こんばんは」と言うと「おはようございます」と返す方がいらした。
アマチュアバンド活動されている方で演奏家への親愛の情からか。
符丁と言えば、寿司屋でも昔はお客も「あがり」(お茶)、「ガリ」(生姜)などと注文したが、回転普及した今は耳にしなくなった。