懐メロ

毎月の河合公民館で皆で歌うジャズ講座、今月は「センチメンタルジャーニー」"Sentimental Journey"を取り上げる。

この曲は終戦直後の大ヒット、その時代に青春を過ごされた世代にはたまらない懐かしの1曲。

私が駆出し1970年代後半、その世代は働き盛りの40代で熱い思い込めたリクエスト頻繁、カラオケ普及以前でお客が生バンドで歌える店もあった。

テネシーワルツ」「チェンジングパートナー」「アゲイン」「お久しぶりね」他、カントリーやハワイアンも混在。

私の生まれる前のヒット洋楽で知る曲は多かったが知らないと弾けず「これを知らないとジャズのプロじゃないよ」

そういう曲が嫌いではなくむしろ好きかもしれぬ、けど面と向かって言われると「なんだい、あんな懐メロ」と抵抗を覚えた。

当時ビバップやモダンなど極めねばと思うが心底打ち込めず中途半端な自分、悩む中でスイングジャズと出会い「これだ!」

そうなると上世代の懐メロも好きな自分に正直になり、それまで知らなかった曲も次々覚えた24歳の春・・・だったか、季節の記憶ない。

私の世代としては「酒とバラの日々」「ムーンリバー」「いそしぎ」など60年代映画音楽にリアル懐メロ感覚があるが、今は全てスタンダードジャズ名曲。

 

本日の福井新聞に「ふくいスイング倶楽部」取材記事掲載されております。

 

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