昨日お客としてクラシック演奏会に伺った。
福井ハーモニーホール小ホールで清水八州男さん指揮によるオーケストラ、第一部はモーツアルト作品など、第二部はフランスの作曲家小品集。
メンバーの皆さんは地元出身の方だと思う、現在東京の音大に学ぶピアニスト、コントラバス奏者など素晴らしかった。
ソプラノのお二人が2階席から歌う演出、オーケストラも声楽も当然マイクなし完全生音、クラシックの当たり前に今更ながら感服。
私も各地の音響自慢のホールで、マイクなしは幾度もある。
北村英治カルテットで、クラリネット、ピアノ、ドラムは完全生、ウッドベース(コントラバスと同じ)はアンプで少し補正。
しかい私の歌と北村さんのトークはマイク使用、なので昨日のソプラノに脱帽。
歴史的に20世紀初頭まで音楽はオール生だったが、1930年頃マイクロフォンが発明普及、従来の発声だと機械的許容範囲をオーバーするので抑えた声「クルーナー」と呼ばれる歌唱になったらしい。
生からマイク過渡期のスター歌手がアル・ジョルスン、クルーナー初期のスター歌手がビング・クロスビー。
今はお二人の名をご存知ない方が増えたが、YouTubeで聴けてその違いも分かる。