ジャズソングから唱歌

今週頭の銀座「スウィング」で滅多とないリクエストで弾き語りした、”When I Grow Too Old To Dream”

1935年、シグムンド・ロンバーグ作曲、オスカー・ハマンスタイン二世作詞。

ナット・キング・コールの弾き語りで覚えたのが20代前半だった。

冒頭メロディーが日本歌曲「真白き富士の嶺」(ましろきふじのね)とよく似ていると思い、唱歌の譜面を探すと作者ガーデン(或いはガードン)と印刷されていた。

ガーデンが姓か名か謎に感じたが後年こんな話を知った。

 

明治末(1910年)、逗子開成中学のボート部員12名が水難事故の犠牲になり、それを悼んで賛美歌「ガーデン」(Garden Hymn)に日本語歌詞を付け鎮魂歌として歌った、それが作曲者名として伝えられた。

そこまで知って何十年か経った現在、作曲者ジェレマイア・インガルスとされている。

この人物は「真白き~」より100年ほど前のアメリカで賛美歌”Love Divine”を作曲し、それをアレンジした”Garden Hymn”が多く歌われ、転じて「真白き」の原曲となったらしい。参考資料こちら

ジャズソングから日本の歌をひもとくことになった。

 

本日、我が家周辺を地元さかいケーブルテレビが取材、番組「てくてく歩こさ」ワンシーン出演することになった。放映は後日でエリアも限られるがご覧頂ければ幸い。

 

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