9月22日チェン ミンさん公演チケット売れ行き好調、残り席あと3分の1でこれも企画チーム「さかいスイングくらぶ」一丸となった活躍のお陰。
公演前日のワークショップで協力頂く二胡奏者小林寛明さんは福井市在住で生徒さんも多く、面白い話を聞いた。
中国曲のレッスンにおいて、曲タイトルを中国語発音にこだわり持つ生徒さんがいるそうだ。
「二泉映月」「彩雲追月」など日本語「にせんえいげつ」「さいうんついげつ」でも美しい情景が伝わると思う。
しかし日本語読みが不都合な曲もあって、例えばテレサ・テン「月亮代表我的心」は「月はわが心」の邦題が良いだろう、更に「何日君再来」は「いつの日君また帰る」或いは音訳で「ホーリンチンツァイライ」もあったが原語発音とかなり違う、特に「何日君」の3文字が日本語にない発音で実に難しい。
中国人のチェン ミンさんはどうか、ステージで「二泉映月」「彩雲追月」は日本語読みで紹介、「何日君再来」は「いつの日君また帰る」と日本語で紹介した後に原語で、そのネイティブ発音に共演の度に感心。
ジャズは英語なので日本語邦題で「枯葉」や、カナで「キャラバン」などで演者もお客も違和感なく楽しんでいて、原題がやたら長い"I'm gonna sit right down and write myself a letter"は「手紙でも書こう」と短縮されて便利でもある。