伝わる喜び

銀座「スウィング」はいつもの通り超満席、北村英治さんもいつも通りお元気で素晴らしく、若手クラリネットお二人も見事だった。

昨日新幹線で帰宅すると地元小学校から封書が、先日の講演参加者の感想だった。

 

「私と郷里」というタイトルで、育った家が他所からの移住者で、地元に根がなく福井を郷里と呼ぶことに後ろめたさを感じた。

それによるいじめも何もなくあくまでも自意識であるが、同郷女性との結婚と40代過ぎてからの心境変化、長い年月経て帰郷の現在に至る。

話の後"On The Sunny Side Of The Street"弾き語り、質疑応答はお一人「ジャズ興味へのきっかけ」のみ。

演奏で何かを伝えることは日常の仕事であるが、音楽以外の思いを伝えることは難しく、小中教職員の集いにおいて相応しい話だったか不安はあった。

 

A4表裏びっしりの感想、ジャズ好評に加えて「福井生まれで地元愛を当然に思ってきたが、改めて考えさせられた」と多く書かれていて、思い伝わったことは大変ありがたい。

 

7月-8月スケジュール