二胡と三味線

9月の二胡公演に地元小学生たちの三味線グループが1曲共演、先日指導で子供たちは二胡という楽器を知らなかったが当然に思う。

私がチェン ミンさんと共演開始した1998年当時「胡弓」と紹介され、日本で「二胡」で理解されるようになったのは、ここ20年余りのこと。

 

以前上海で伝統音楽学校を見学させてもらった時に、三味線そっくりの楽器に驚いたことがある。

中国の伝統楽器「三弦」(サンシェン)で、やや大ぶりだが形はほぼ同じで皮はニシキヘビ。

これが沖縄に渡り「三線」(サンシン)、更に室町時代の大阪に渡り皮が犬や猫に変わり三味線となったそうだ。

私の子供時分は沖縄の三線を「蛇皮線」(ジャビセン)と呼ぶ人もいたが、今は「サンシン」で理解されるのは二胡が胡弓と呼ばれたことに似る。

 

民族楽器や由来に興味を持ったのが19~20歳頃、それが今回の二胡と三味線共演につながった。

音楽の面白さ追求心は尽きぬが、チケット代払うお客様の満足レベル目指し子供三味線の指導にあたる。

 

7月-8月スケジュール