昨日、中国楽器「三弦」を上海で見て三味線との酷似に驚いたと書いたが、正確には実物が初めてで19歳頃にテレビで見ている。
1974年、中国民族音楽集団とオーケストラ(中国中央楽団)来日公演がNHKテレビ中継され、初めて見る楽器の数々が興味深かった。
中で大型「三弦」を断に演奏するベースを記憶、サウンドは民族楽器でありながら西洋式のハーモニーを不思議に思いあれこれ調べた。
20世紀初頭に清が崩壊し西洋文化を取り入れる中で民族楽器も改良したそうだ。
これって民族伝統の一部をなくすようにも思うが、古代ギリシャ、ペルシャなどからシルクロードを通り各地域の民族楽器となる経緯を思えば、楽器改良も分かる気もする。
一方、日本では雅楽も含め低音は今も太鼓のみで古来ほぼ変わらずだろう、この違いを歴史的観点から、なんて考えもなく、単に面白い。