今年は何年だっけ?

私は書類記入などの際に「えーっと、今年は平成何年だっけ?」ということがよくある。
昭和30年生まれの私は、「昭和○○年」と言われて当時の日本がパッと浮かぶのは西暦よりも確かだが、昭和が終わる辺りから平成以降は西暦の方が強くなっている。それは世代的なことか時代的なことか?
 
日本の元号制度は中国伝来で、伝統的に中国古典から引用された漢字の組み合わせで制定されるそうだ。
発祥の大陸中国元号制度廃止で西暦のみだが、台湾は西暦と「民国年」を併用している。
これは、大陸で清から中華民国となった1911年を元年としているそうだ。
 
昨年台北に行った際に、銀行で本日の日付が西暦と並んで「民国103年」と表示してあって、「ああ、これか」と思った。
この事情を知らないと、土産店で食品に「有効日期 04年5月5日」とあれば消費期限が今年の5月5日までだが、「えーっ、10年以上も前の?」と勘違いする人や、台湾土産をもらって戸惑うこともあるそうだ。

因みに日本でもこの表示は西暦に統一されていないらしいが、外人さんが戸惑った話しは身近では聞いたことがない。けど、どうなんだろう?
 
まあ、海外でも国内でも独特の地域文化には歴史があって、少々の戸惑いや不便があっても、その出会いは大いに楽しい。