ステラバイスターライト

スタンダードジャズは、元々ミュージカルや映画の為に書かれた曲が多いが、世代的に映画館で観た作品は少なく、主にテレビ、ビデオ、DVDなど、どうしても見る機会がなく長年気になっていた映画を最近動画サイトで知ることがある。

ジャズ演奏家も好む曲、「星影のステラ」"Stella by starlight"。
若い頃「この曲は映画『呪いの家』の主題曲としてヴィクターヤングが作曲した」という解説を読んで、「えー、この名曲がホラー映画なの?一体どんな」と長年気になっていて、やっと動画サイトでみつけた。
但し英語版なので私の語学レベルでは細かい所までは分からないが、以下あらすじ。
 
「呪いの家」"The Uninvited"1944年 主演レイ・ミランド
イギリスの海岸沿いの売家、幽霊屋敷のうわさを承知で作曲家(レイ・ミランド)とその妹が購入する。
家の売主は近くに住む老人で孫娘ステラと暮らしている。兄は20歳のステラに好意を持つ。
兄妹が暮らし始めた家に夜な夜な起こる怪奇現象、女のうめき声、ミモザの香り・・・。
ステラの母が10年前に家の前の崖から海に落ちて死んだ、その霊だと言う。
そこで一同が集まって降霊会をやって呼びかける。
母の霊に呼ばれたステラは断崖へと行くが、間一髪のところを兄妹に助けられ、事態は収束へと向かう。
 
降霊会のシーンで、一同がコップに手を差し伸べて霊に問いかける、コップが動いて「YES」「NO」のカードを指して答える。これ日本のこっくりさんと同じ、西洋にもあったんだ。
レイ・ミランド演じる兄は作曲家で、作曲中として"Stella by starlight"を弾くシーンがある。
この俳優さんは他の映画でも知っているが、その話は長くなるのでまた明日。

♪専門的な余談ですが、オリジナルは頭のコードは通常の Em(-5) / A7 でなくトニックdimでした♪