昨日のブログの続きになるが、銀座ですれ違う外国人観光客の大半は中国語話者、ま、大陸の方か台湾の方かは分からないが、とにかく会わない日はない。
日本でいきなり中国語で道を聞いても通じないと知っているのか、聞かれたことは一度もないし、若い世代の方はスマホ片手に、わざわざ人に聞くこともないのだろう。
私が中国へ行った頃はスマホもなかったので、何度か道を聞いたことがある。
皆さん親切に対応してくれたが、私の語学レベルだと、複雑な経路を長く話されると途中聞き取れなくなることもあった。
家内と北京で、市内路線バスに乗って観光地「頤和園」に行こうと、大通りに出て左に折れたらバス停だったのに、間違えて右へ曲がってしまった。
しばらく歩いて、「あれ、おかしいな?」と、家内は「誰かに聞いたら」と言うのを無視して歩いたが、一向にバス停がないのですれ違ったスーツ姿の男性に聞いた。
親切心からかバス路線の説明なども早口で話すので途中聞き取れなくなったが、礼を述べた。
家内が「分かった?」というので、「分からなかった」と言うと、
「えー、分からないの!カタコトのレベルか」とのつっこみに、「そんなら自分で聞け!」と反論すると、家内「私がしゃべれるくらいなら、あんたを連れ来ないわ」
「えー、私が連れて来たんとちゃうんかい」ということもありました。
また少し歩いて、次に聴いたおばちゃんは、「まっすぐ行って、あの角(指さし)を右に曲がればすぐ分かるよ」と単純明快な説明通りバス亭があった。結局、停留所一つ先まで歩いてしまった。
つい13年前、北京が今みたいな深刻な大気汚染も渋滞でどこも動かないようなことがなかった頃の話。