古今亭菊之丞さん

落語家、古今亭菊之丞師匠からメールでテレビ出演の知らせを頂いた。
昨日午後、NHK総合テレビ「スタジオパークからこんにちわ」、そして今夜10時からは同じく1chで、なんとドラマ「64(ロクヨン)」に出演。
 
師匠との出会いは2007年の北村英治さんとのクルーズ仕事で、当時30半ばにして、すでに名人の兆しありと思わせる古典を聞かせてくれ、昭和名人との交友も多い北村さんも「本寸法の噺家」と太鼓判を押した。
日本橋三越劇場での師匠の独演会に、北村さんとのデュオでゲスト出演させて頂いたこともある。
 
私はお客として寄席にも何度か伺った。ある時、古典の人情話「文七元結」を聞いた後に感想をメールで伝えた。
「大変口幅ったいことを言うようですが、以前よりも噺に奥行を感じました」
噺の風景が、以前は平面に見えていたのが立体感や奥行を感じ、芸の深みを増したと感じた。

時折、独演会などの案内を頂くが、こちらも仕事が重なってなかなか伺えないのは残念だ。
 
「スタジオパーク~」のオンエアでは子供時代からの話し。
小学生時分に漫才ブームでツービートやB&Bでお笑いに目覚め、中学の部活で落語研究クラブに入り、顧問の先生が才能を見抜いて噺家になることを勧めたという。
御本人談「中学生の頃には既に普段のしゃべり方が落語口調で、相当に変わった存在でした」。
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さてゴールデンウイーク本番の本日、演奏仕事は休みだが、夕方ある仕事の打ち合わせに都心に出る。ドラマ「ロクヨン」は帰宅してのお楽しみだ。