ソロピアノ

昨日は梅雨らしい天候で、池袋「ばがぼんど」ソロ弾き語り出演。
弾き語りといっても、ピアノ演奏のみもあれば歌も、その割合は時々で決めてない。

ピアノは低音から高音まで音域は幅広く、オーケストラ曲も表現できる楽器を活かしたいと、駆け出し時分からソロの仕事を大切にしてきた。

クラシックはピアノソロとして完成された音楽が譜面に示されているが、ジャズは自分で作っていく。
自由で楽なようで結構難しく、若手の頃は慣れずに四苦八苦した。
慣れてきたかなと実感したのは30代後半頃だったか、40代過ぎて弾き語りもボチボチ開始して慣れて行った。

弾き語りのきっかけは、ナット・キング・コールとマット・デニスに憧れたからだった。
マット・デニスは作曲家であり弾き語りの名人、自作曲ばかりのアルバム、特にライブ盤が好きだ。
「プレイズアンドシングス」はシナトラが歌った有名曲も多い、一方、「デニス・エニワン」は知られていない曲ばかりだが大好きだ。
ピアノの歌の見事さといかにも50年代らしい曲揃い、当時のハリウッド映画を観るような楽しさとおしゃれ感、ジャズ的スリルが一杯詰まったアルバムだ。

さて本日、あるプライベートな会に出演。ベテランとくくるには余りある大御所ベーシスト根市タカオさん、ヴォーカルの鈴木史子さん、熟練のお二人との共演。