通常より少な目ではあったが、それでもお客様お越しになってくれた。
北村さん、「今日はこんな天候で、皆さん早々とお帰りになってしまったかと思っていましたが、こんなに来てくれて本当にありがとうございます」
リクエストではスローナンバーが多く、「次に頂いたリクエストが・・・、あ、これもスローですね。何か一曲楽しい曲をやってからにしましょう、何か、こう・・・」と、私を見るので、すかさず私、「じゃあ、こんな天候ですから『ペニーズフロムヘヴン』なんて」
北村さん「あ、いいねえ、それやろう。天からお金が降ってくる、という明るい歌を高浜が歌ってくれます」
"Pennies from heaven"
1936年の映画「黄金の雨」でビング・クロスビーが歌った。
私はこの映画を観ていないので資料によるものだが、貧困の歌手志望者がアパートの中庭で歌うと、窓から小銭が雨のように降ってきた、ということらしい。
歌は、小銭そのものでなく雨の恵みを歌ったもの。
ヴァース(前説:私は歌っていない)、そしてコーラス(本題)の歌詞。
ヴァース
太古の昔、人々に青空や月のありがたさを知る代償として、嵐をもたらした
コーラス
雨はいつでも恵みをくれる
街中に幸福が溢れてる
傘を逆さに雨を受け
陽光と花束に交換してもらう
雷が鳴っても気の陰にかくれちゃだめ
君と僕に、天が恵みをくれてるんだから
雨が天の恵みというのは、”April showers”「四月の驟雨」の歌詞と同様で、キリスト的な発想かとも思う。
日本人も稲作など雨は天恵であるが、それを賛美する歌と言うのはあまりない。
昨日からの大雨による各地の水害、天恵などと言ってる場合ではない。