シンプルの難しさ

昨日、「俺のイタリアンJAZZ」&「俺のやきとり」トリオ編成で掛け持ち出演。

メンバはー若手のお二人、ベース・座小田(ざこた)諒一さん、ドラム・秋葉正樹さん。座小田さんとは初共演だったが、とてもスムーズに演奏出来た。

「イタリアン」では、事前に3回目ステージでバースデイのお客様が3名と伺っていたので、ならば、お一人づつ、ワルツ~スイング~ラテンとリズムを変えてやろうと決めてステージに。

そこへ店スタッフ、「すみません!急遽もうお一人追加お願いします。中国の方で日本語は分からないそうです」
と、そこで5人目のこの方には中国語バージョンのバースデイソングをお送りした。

メロディーは同じだが歌詞が中国語で「祝nin生日快楽!」(チュゥニンシェンルークワイラー)と歌う。
過去、趣味で覚えてプライベートでは歌ったことがあるが、ステージでは初だった。

銀座を歩く中国人観光客は多いが、「俺の」シリーズ来店は稀なこと。

このシリーズ店出演では若手共演も多いが、皆さん腕は確か。
私の弾き語り曲も簡単な譜面と口頭での説明で理解して、さほどの違和感なく出来ることは大変ありがたい。

強いて細かいことを言えば、「チャイナタウン」「月光価千金」などのディキシーっぽい曲が、わずか色相が違うかなということはある。

面白いもので、ごく複雑な音使いのジャズを見事に演奏する人が、ごくシンプルな音使いのディキシーなどに不慣れということがままある。

ベースなど、そのパターンとしては素人が1週間練習すれば弾けるほどシンプルな音使いだが、ジャズの4ビートを習得したベーシストがそのシンプルさ故に、どうノレば良いのか戸惑う。
ジャズと言っても幅広く、それも面白いところである。

さて、本日も続いて、「俺のフレンチ YOKOHAMA」。本日もトリオ編成。
メンバーは昨日と違うが、二連日でのトリオ編成で頂くなんてありがたいことで、わくわく楽しみである。