シャレードの謎

このところBS-TBS放映の「刑事コロンボ」を留守録して観ている。
昨日観たのが、マジシャンが犯人のアリバイトリック謎解きで、劇中で歌手が「シャレード」を歌い、犯人逮捕のラストシーンでもバックに流れていた。
 
このドラマの音楽はヘンリー・マンシーニで、「シャレード」もヘップバーン主演映画のテーマとして作曲した。
未亡人が不穏な輩に追われるのは何故か、という、やはり謎解きだった。
 
シャレード」という言葉の意味として、「謎解きゲーム」、「真実でないことをあたかもそうであるかのように見せる」などとある。
 
ジョニーマーサーの歌詞要約は
私たちはシャレードを演じた、素晴らしい恋人役として
振り向けばあなたはいない、舞台にラストの音楽が流れる
私の心に寂しいセレナーデが・・・
 
舞台演劇と恋愛をからめた解釈もあるが、正直「シャレード」という言葉自体が”謎”ではある。
 
映画「シャレード」は1963年、公開当時の私は小学生で、家にアンディー・ウイリアムスとフォーフレッシュメンの2バージョンのレコードがあった。
 
後になって、マット・モンロー、ジャズっぽいところではジョニー・ハートマンとかのバージョンを聴いたが、いずれも共通して静かなアレンジなのは、まだ映画の記憶が新しかった時代と謎解きのムードだろうか。
 
私はアップテンポのラテンと4ビートでのアレンジ、それは音楽的に面白いと感じたことと、サスペンスのスリル感もあって。
 
他のマンシーニ作品「酒とバラの日々」「ムーンリバー」「ひまわり」などに比べると、今はライブでのリクエストが来ない曲ではあるが、60年代らしさが好きな1曲。
 
さて本日は、毎年この時期恒例、豊島区「区民ひろば高松オータムジャズライブ」にソロ出演。
因みに「シャレード」もお送りします。