この時期になると毎年思うことだが、クリスマスの大きな時代の変化を感じる。
駆け出しの頃は日本が右肩上がりの高度成長期で、もうクリスマスともなればホテル仕事やキャバレーなどで、毎ステージに何曲もクリスマスソングを演奏した。
さながら景気を煽っていたかのようで、もともと日本では宗教的な意義も薄く、忘年会気分と合体して一年の終わりを駆け抜けるぞという勢いで騒いでいた。
その変化とともにクリスマスソングをやる回数も、私個人の感覚だと往年の1割ほどに減った。
とはいえ、やはりこの時期はかかせないことはありがたい。
何が”ありがたい”かと言うと、クリスマスソングの定番「ホワイトクリスマス」「サンタが街にやって来る」などが作曲されたのは1930~40年代、つまり多くのスタンダードジャズが生まれたのと同時代でジャズとして演奏し易い。
だから、クリスマス・ソングで季節感を楽しんでもらえることがありがたいのである。
さて本日は、まだクリスマスにはちょっと早いので、ごく普通にソロ弾き語り出演で