改札を出るとすぐ、歌舞伎座ワールドの風景に思わず「おーっ」とつぶやいて、少し見学。
土産売り場やカフェなどもあって、時間待ちのお客様はやはり年配者が多い中に、外人さんもちらほら。
地上に上がって3分ほど歩いて、「銀座山荘」。
クラシック、ワイン会など、様々な会に趣味人が集う部屋。
ベーシストの小林真人くんがジャズライブを任されていて、今回、「弾き語りライブ」ということで呼んで頂いた。
彼とは20年以上のつきあいなので、曲目も決めずに思いつくままに、午後1時から1ステージ。
演奏の合間は蓄音機鑑賞の時間。
SP盤コレクターのYさん持参のレコードを、小林くんが解説を交えてかける。
30~40年代のシナトラとビングクロスビーを10枚ほど。
電気仕掛けなしの音のなんと良い事か。
小林くんのレコードコレクターという一面は知っていたが、手慣れた蓄音機の操作と、関する知識と解説に感服した。
SP盤提供のYさんは御年80歳で、「私のは趣味じゃなくて道楽。趣味はやめることもあるが、道楽は惚れ込んだ女性と同じで死ぬまで離れられない」。
午後3時から2回目ライブをお送りして終了。
本当に隠れ家的な文化の集いという午後でした。