昭和は遠く

関東の方には馴染みの薄い方もいらっしゃるかと思うが、上方落語、桂春団治さんの訃報を聞いた。

私もさほどフォローしてきたわけではなく、福井県出身なのでかつてテレビで上方演芸に馴染んだという程度であるが、「あぁ、とうとう」と感じる。

と言うのも、上方落語四天王と言われた、笑福亭松鶴桂小文枝桂米朝に続いて、最後の一人がとうとう去った。

45年ほど前、中高生時分にテレビで見た記憶だが、なかなか男前の師匠で、一見、無表情で神経質そうな印象、話始めも抑揚の少ない調子ながら噺に入ると落語の世界に引き込まれた。

「いかけや」という噺が印象に残っている。
子供たちが露天商をからかう噺で、師匠の神経質そうな第一印象とのギャップが良かった。

自分が子供から少年期に有名人だった方の訃報に接する度に、「昭和は遠くなりにけり」を実感する。

などと年寄りじみたことを書いたけど、さて、本日は横浜駅の西口を降りて、若者で賑わう通りを歩くこと7分。
お客様も大半はお若い方々の「俺のフレンチYOKOHAMA」にレギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)で出演。