スイーツといえば

昨日、銀座「スイング」、北村英治さんとのライブ。
ベース山口雄三さん、ドラム八城邦義、ゲストはトランペットの筒井政明さん。

筒井さんはアルコールは1滴もやらないが甘い物には目がないので、控室での差し入れのお菓子も人一倍食べる。

「どうも甘いものが好きで」と言うので、私、「ハリー・スイーツの向こうを張って筒井スイーツとかにしたら」と、ジャズ的ジョーク

”ハリー・スイーツ”と言うのは、名ジャズトランペッター、ハリー・スイーツ・エジソンのこと。

北村さん「そらいいねえ」と笑いながら、「俺さ、ハリースイーツに怒られたことがあるんだよ」と言うのでバンド一同、「えっ!?」

70年代、米国のジャズフェス楽屋で出番を待つハリーと一緒になった。

名人に気を遣った北村さんが、「何か飲み物をお持ちしましょうか」と聞くと、
「そら悪いねえ、うん、そうだなあ・・・」と。
北村さんが「ウイスキーとか?」と言うと、
「演奏前に、冗談じゃない!俺が酒呑んで演奏が少しでもどうかなって、あいつぁ、ダメなんでことになってごらん、後を狙ってるトランペッターが沢山いるんだから」

冗談か本気か?だが、米国の超一流演奏家の真面目さを知る話だ。

しかしながら、であるが、ヴォーカルのロレツ・アレキサンドリアと言えば、50年代~60年代に活躍した歌手で私はアルバムを2枚持っていた。
20年余り前だったかに来日して楽屋を尋ねた人から聞いた話だと、本番前にウォッカをグーイグイで驚いたそうだ。

当時60代だったと思うが、そのステージの話を記憶していないので、結果どうだったのか分からない。