私は午後3時前に楽屋入り。
多数の出演者が各楽屋に分かれていて、北村さんは私たちカルテットと一緒。
3時頃から先ずフルバンド、森寿男&ブルーコーツとのリハ(下写真)。
続いて、私たちカルテットで2曲ほど軽く、ゲストのスコットハミルトン氏参加して軽く3曲ほど。
その後も北村さんは3時間余り休みなしのリハーサルで、カルテットの私、山口雄三氏、八城邦義氏、楽屋で「こんなペースで本番大丈夫かね」と心配。
北村さんの休憩時間は予定より大幅に少なくなり、そこに新聞の取材で我々も一緒に写真撮影(7月から朝日新聞に北村さん記事連載)。
弁当を食べて着替えると本番までわずか。
7時、満席のお客様をお迎えして開演。
北村さんとカルテットでステージに出ると、2000人の拍手の迫力を感じる。
普段通りのトークから普段通りに「ローズルーム」、私の弾き語り「この素晴らしき世界」。
クラリネットの花岡詠二さん、谷口英治さん参加でエイジキューブ、「さつきに寄せて」など。
お役御免の私たちカルテットは舞台袖から、第二部を拝見拝聴。
クラシック界重鎮クラリネット村井祐児さん、世界的ジャズピアニスト小曾根真さん。
ブルーコーツと共に「その手はないよ」他、そして「シングシングシング」で大団円。
進行は全て北村さん任せ。
超一流共演者が超盛りだくさんながら、終了は予定時間オーバー10分足らずの見事さ。
リハ~本番、演奏しっぱなし、休憩時間もメディア取材、などなど・・・。
終始笑顔が絶えず上機嫌、全く普段通り、疲れもバテも微塵もない。
87歳目前、共演の我々はただただその驚愕のパワーに唖然とするばかり。
今更ながら、北村英治さんの凄さ素晴らしさを知った一夜でした。