外人訛り

時折共演する20代~40代のジャズヴォーカリストの多くがスタンダード曲“L-O-V-E”をレパートリーにしている。

歌ったナット・キング・コールは皆さん御存知だが、日本語録音があったことは世代的に知らない。

今では考えられぬことだが、1960年代~70年代は欧米の超有名歌手が各国語で録音することがあった。

キング・コールは“L-O-V-E”や「枯葉」の日本語版があって、当時小学生の私には「すごい外人訛り」に聴こえた。
それは、同時代の有名歌手カテリーナ・バレンテとかコニー・フランシスの日本語歌に比べてのこと。
 
アンディー・ウイリアムズも大ヒット「ゴッドファーザーのテーマ」を日本語で歌ったが、こちらも訛りの少い実に丁寧な発音だった。
 
アンディーは毎週放映されたテレビショーで見ていたが、キング・コールはレコジャケ写真のみ。
歌う映像をビデオ時代になって観て「ああ、この人ならああいう発音になるだろうな」と納得。
多分にジャズっぽいその歌の魅力は色あせぬ。
 
さて本日「俺のフレンチ・イタリアンAOYAMA」にレギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)で出演。
 
少々テンポアップしたアレンジでの“Angel eyes”の簡単な譜面は書いたが、やるかやらないかはその場の雰囲気をみて。