楽器移動の話

昨日、銀座「俺のフレンチ・ターブル・タク」にソロ出演。

日曜のお客様はわざわざ銀座にお出かけになって来店される方が多く、ライブもよく楽しんでくれる。

3回目ステージで、1曲目は渋めに「ボディアンドソウル」からと思ったが、雰囲気見て「これはイパネマかな」と変更し、曲名を告げると「あ、この曲」と拍手。

若い女性だったが、こういうポピュラーなスタンダードというのは凄いものだと思う。

ところで、よくお客様から地方での演奏で楽器の移動はどうするのかを聞かれる。

私の場合はジャズの小編成が主で、車で行ける距離なら楽器ごと本人が移動するが、遠距離だとドラムセットは現地レンタル、スティックのみ持参することが多い。
ドラマーによってシンバルなど、手持ちで可能なパーツを持参する場合も。

ベース(コントラバス)は持参することが多い。
新幹線の場合はデッキに置いて、事前に停車駅で開く左右ドアを確認し、その都度本人が開かないドア方向に寄せる。

空路だと事前予約して専用ケースに入れて預ける。
大きなジュラルミンケースで、ベース本体の検査後にビニールなど詰め物をする。
写真は3日前、羽田空港で、ケース左ベーシスト山口雄三さん。
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ピアノは楽だ。
40年ほど前のライブハウスなどでは、弦が切れていたり上がってこない鍵盤があったり、楽器の不備に苦労することもままあったが、近年はそれもほとんどない。

さて本日、銀座「エムズ」にソロ出演。
この店のピアノは常に状態が良く、響きが良い。
音楽をゆったり楽しむのに最適な環境、それはお客様も演奏者も同じく。